恐竜クライシス の商品レビュー

ハリー・アダムナイト(著者),尾之上浩司(訳者)

最悪の死に方

[史門]

時代に先駆けすぎた作品だったのではないですか？
そんなケースがよくあったりする。

でもって、物語の中、悪党の一人その死に方。
ラスト･シーンを飾ったわけだけども、あんな死に方だけはしたくない！
つくづくそう思う。
それだけのことをやったのかもしれないけども、アレはないだろう？

2023/05/12

原題　「ＣＡＲＮＯＳＡＵＲ」は、獰猛な肉食恐竜。
そのDNAを何らかの方法で抽出し、生きた恐竜を現代に復活させるというＳＦ。
恐竜の本ですが　大人向きです。
ジュラシックパークより６年も先立って書かれたらしい。
当時は、クローン技術など時代を先行しすぎて、ヒットしなかったとか。
恐竜たちの殺戮のすさまじさだけでなく、登場人物の心理や人間関係について、「ジュラシックパーク」とは別の面白さ。
　続きが気になる・・・。

先日読んだ本に、紹介されていた。
「新恐竜伝説―最古恐竜エオラプトルから恐竜人類まで、恐竜学の最先端! (ハヤカワ文庫NF)」

こちらも見てね　⇒　https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/c/28c494eec8b96698b875c4461da35081
「恐竜 ファンタジー」　〜　Ｍｙブログ「パそぼのあれこれフリーク：Part2」

2013/11/22

久々に読んだ。
現代に恐竜を復活させると言う、ジュラシックパークのぱくりと思わせながら、実はジュラシックパークより先に書かれている作品。
描かれ方もエンタティメントな活劇で、ジュラシックパークよりは数段面白い。

2010/04/17

舞台はイギリスの片田舎、住民が次々に殺害される事件が起こる。現場は常人の仕業とは思えない惨たらしいものだった。間もなく、付近に住む貴族が自分の私設動物園から逃亡したトラのせいだと名乗り出る。だが地元紙の記者パスカルは貴族の行動に不審なものを感じ、独自に調査に乗り出す。眼の前で母親を殺された幼い少年が言った。「いたのは、恐竜だよ」と。

太古に滅んだ恐竜が現代に甦って大暴れ。このシチュエーションは映画「ジュラシック・パーク」でおなじみのものだろう（しかも甦らせる方法もほぼ同様なのだが）。とはいえこちらはその映画の原作よりも数年前に出版されたもので、決して二番煎じではない。
あちらは未見＆未読なので比較できないが、恐竜が暴れるなら孤島という隔絶した環境よりも、例えイギリス、例え田舎でもこちらの舞台の方が、よりリアルに感じられるかもしれない。

2010/01/31

　恐竜パニックホラー。というと「ジュラシック・パーク」だけど、それよりこっちの方が断然面白い。たぶん、余計な（と言ってしまうのは間違いかもしれないけれど、冗長に感じて仕方がない）前置きや説明が一切ないせいかも。科学だ何だと語ることはほとんどなく、ひたすら恐竜が暴れるのはある意味爽快。単純に「パニックホラー」を求めるのなら、これはもうお奨め。
しょっぱなからいきなり登場する恐竜。そして殺戮。しかも肉食恐竜が何頭も惜しみなく登場、そしてひたすらに殺戮。そういう話。たしかに「ジュラシック・パーク」に比べると設定などに細かさはないけれど、とにかく読ませるからもうそれでいいや。
だけどこれ、何かのガイドブック見たら「お笑いホラー」に分類されていた気が。どういうこと？

2011/12/12

うちのニワトリ小屋を荒らしているやつがいる。ショットガンを手に飛びこんだ農夫の前に、そいつが立ちはだかった。巨大な爬虫類のような頭部、鋭い鉤爪のついた前肢、太く長い尻尾。デイノニクス、はるか太古に滅びたはずの恐竜。やがて、次々に現われた恐竜たちはイギリスの片田舎の町を襲いはじめた…彼らは、いったいどこから。正真正銘、恐竜パニック小説の決定版。

　削除