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鹿の幻影 の商品レビュー

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ミステリーとしてより…

ミステリーとしてよりも、古書についての薀蓄に惹かれて読みました。つくづく奥の深い世界だな、と思いました。

文庫OFF

古書関連の薀蓄は楽し…

古書関連の薀蓄は楽しく読めるが、ミステリーとしての出来は平凡。

文庫OFF

書誌学者である著者入…

書誌学者である著者入魂の古書ミステリーだが、個人的には同じ著者の「古本屋探偵の事件簿」の方がミステリーとしてスケールが大きかった様に思う。とは言っても、古書好きには必読の書であることに変わりはない。

文庫OFF

神田神保町の古本街を…

神田神保町の古本街を舞台に愛書家たちの生態を赤裸々に描く、本格推理。

文庫OFF

2019/11/26

神保町の古書店店主・小場瀬寿一が何者かによって殺害される事件が起こります。事件当時、小場瀬のビルの三階にある清水寛の書店に集まっていたのは、清水を中心とする大衆書籍収集家の同好会「黎明の会」のメンバー七人でした。 事件の真相が明かされる場面はやや唐突な印象を受けるものの、いずれ...

神保町の古書店店主・小場瀬寿一が何者かによって殺害される事件が起こります。事件当時、小場瀬のビルの三階にある清水寛の書店に集まっていたのは、清水を中心とする大衆書籍収集家の同好会「黎明の会」のメンバー七人でした。 事件の真相が明かされる場面はやや唐突な印象を受けるものの、いずれもアクの強い愛書家たちのキャラクターが濃く、たのしんで読むことができました。事件を担当する刑事・田波潤の目を通して、彼らのおかしさがえがかれています。

Posted byブクログ

2019/01/13

ミステリとしての骨格はごく普通で謎はあるが、その一点のみで読者の興味を魅いていくものではない。寧ろ明らかにわざとらしい演出で犯人を露呈してしまっているだけだ。 この本の魅力は前作『古本屋探偵の事件簿』同様、古書に纏わる人達の各々の個性を軸にしたエピソードにあるのだ。 本に歴史を...

ミステリとしての骨格はごく普通で謎はあるが、その一点のみで読者の興味を魅いていくものではない。寧ろ明らかにわざとらしい演出で犯人を露呈してしまっているだけだ。 この本の魅力は前作『古本屋探偵の事件簿』同様、古書に纏わる人達の各々の個性を軸にしたエピソードにあるのだ。 本に歴史を見出す者や純然たる収集欲を満足させる者、又はそういった人達を金蔓に単なる金の成る木として扱う者。 前作のインパクトよりは劣るものの、やはり捨て難い一品。

Posted byブクログ

2015/06/12

黎明の会という古書を愛する人の集まりに所属する主人公。ある日古書店の店主が殺害されてしまう。警察は容疑者を探していくうちに黎明の会に目をつける。 殺人事件があって謎解きもとりあえずするけど基本は古書好きな人間たちの会話や行動を楽しむものととらえる。 個人的には古書好きの感覚が理解...

黎明の会という古書を愛する人の集まりに所属する主人公。ある日古書店の店主が殺害されてしまう。警察は容疑者を探していくうちに黎明の会に目をつける。 殺人事件があって謎解きもとりあえずするけど基本は古書好きな人間たちの会話や行動を楽しむものととらえる。 個人的には古書好きの感覚が理解できない方だったが、物として集める考え方、古書の匂いからその時代の空気を感じ取る考え方を知ることができたのは収穫だった。だからといって共感するかはまた別の話で。

Posted byブクログ