日曜の夜は出たくない の商品レビュー
貧弱な身体にだぶだぶの上着を羽織り、眉の下までかかった前髪に猫を思わせる丸い目。年は30過ぎだが小柄で童顔。どことなくとぼけた掴みどころのない青年。そんな“猫丸先輩”を探偵役に配した連作短編集。倉知淳デビュー作にして猫丸先輩シリーズ第一弾。 一見して繋がりのない短編集が実は…...
貧弱な身体にだぶだぶの上着を羽織り、眉の下までかかった前髪に猫を思わせる丸い目。年は30過ぎだが小柄で童顔。どことなくとぼけた掴みどころのない青年。そんな“猫丸先輩”を探偵役に配した連作短編集。倉知淳デビュー作にして猫丸先輩シリーズ第一弾。 一見して繋がりのない短編集が実は…というよくあるミッシングリンク構成だが、さすがに“メッセージ”は解析できなかった。“蛇足”もまさしく蛇足に感じる。とはいえ、本書の魅力は上記“猫丸先輩”のユーモア溢れるセリフ回しと論理展開だろう。表題作「日曜の夜は出たくない」は温かみのある結末で良かった。 解説で若竹七海氏が語っている「競作 五十円玉二十枚の謎」に興味を惹かれる。機会があれば読んでみよう。 このミステリーがすごい! 19位
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短編七編に二編の掌編を加えた連作短編集で、倉知淳さんのデビュー作となります。 全編を通して活躍する、猫丸先輩のキャラクターがとてもユニークです。 飄々としていて掴みどころがなく、神出鬼没で名前の通り猫のようでした。 作品ごとに意表を突く登場の仕方も面白いですね。段々と登場場面...
短編七編に二編の掌編を加えた連作短編集で、倉知淳さんのデビュー作となります。 全編を通して活躍する、猫丸先輩のキャラクターがとてもユニークです。 飄々としていて掴みどころがなく、神出鬼没で名前の通り猫のようでした。 作品ごとに意表を突く登場の仕方も面白いですね。段々と登場場面か楽しみになってきます。 全体的に程よくユーモアが効いていて、最後まで飽きさせませんし、バラエティに富んだ内容には、デビュー作とは思えない引き出しの多さを感じました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
連作短編集。 いつものように日常の謎…ではなく人ががち死にする話が多い。 最後はほっこりする、、、いやリア充○ね、なお話。 そして、「連作」短編集にふさわしく倉知先生っぽい仕掛けが施されていて、ぶっちゃけ気付かないわ! 化物に食われた?話が一番好き。
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イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387160494.html) (収録作品)誰にも解析できないであろうメッセージ/空中散歩者の最期/約束/海に棲む河童/一六三人の目撃者/寄生虫館の殺人/日曜日の夜は出たくない/生首幽霊
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ずっと読みたかった猫丸先輩シリーズです。 面白かった! 連作短編集ならではの仕掛けにこちらも「うふふ」。 ちょっと切ないけど。 江戸弁口調の猫丸先輩が素敵です。
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