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天の筏 の商品レビュー

3.6

5件のお客様レビュー

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2023/07/08

ハードSFということですがしっかりした冒険譚なので難なく面白く読めました。イギリスの作家の作品は結構好みなの多い

Posted byブクログ

2023/01/18

・あらすじ 宇宙の重力定数が現実の10億倍という世界設定で、主人公は毎日小さな惑星から鉄を採掘する過酷な労働をしている。 彼は世界に対して違和感を抱いて、定期船に密航してブルジョアな暮らしをしている「天の筏」へ向かう。そこで知る真実は、進んだ科学力を持った文明人が元の宇宙から、大...

・あらすじ 宇宙の重力定数が現実の10億倍という世界設定で、主人公は毎日小さな惑星から鉄を採掘する過酷な労働をしている。 彼は世界に対して違和感を抱いて、定期船に密航してブルジョアな暮らしをしている「天の筏」へ向かう。そこで知る真実は、進んだ科学力を持った文明人が元の宇宙から、大昔に現在の重力10億倍の宇宙に迷い込んでしまい、主人公たちはその子孫であるということまた、現在の星雲が近い将来滅びるということだった。 ・感想 ハードSFでシビアな設定でありながら、何よりもすばらしいのはその「絵」の力である。中がブラックホールになっている星、骨人の星や透明なクジラなどSF的なビジュアルが目白押し。中盤からの加速度的なストーリーの畳みかけ、容赦ない展開と飽きさせないこと間違いなしの一冊である。

Posted byブクログ

2016/11/24

重力定数が10億倍という設定が理解できない 表紙   4点末弥 純 展開   7点1991年著作 文章   6点 内容 600点 合計 617点

Posted byブクログ

2014/04/08

ハードSF長編。作者さんの「ジーリー・クロニクル」シリーズ最初の1冊で、後に序章部分(の要約?)が短編連作「真空ダイヤグラム」に収録されてるけど、もちろんこれ単独でも読めます。 重力定数(「重力」じゃないよ)がこの宇宙の10億倍、っていう突飛な舞台で生き延びる人類のお話で、ハード...

ハードSF長編。作者さんの「ジーリー・クロニクル」シリーズ最初の1冊で、後に序章部分(の要約?)が短編連作「真空ダイヤグラム」に収録されてるけど、もちろんこれ単独でも読めます。 重力定数(「重力」じゃないよ)がこの宇宙の10億倍、っていう突飛な舞台で生き延びる人類のお話で、ハードSFではあるんですが主人公の冒険活劇的な要素が強め。死にかけた星雲っていう世界観はとんでもなく陰鬱だし社会的な衰微・混乱も描かれてて、シンプル&ドライな短編版とはずいぶん違った印象です。 作風としてはあんまり好みではないのだけど、後半の次々たたみかける驚異や、点と点が次々繋がるクライマックスはやっぱり面白い!

Posted byブクログ

2013/08/08

ハードSFは何が起こっているのか想像できないことはよくある。本作もところどころわからないところがあったりはしたものの、話の筋はわかりやすい。 主人公リースが困難(ホント酷い目によく遭う)に何度も直面しながらも、滅びゆく星雲の人類を背負い、危機を打開する成長物語という面が強い。 星...

ハードSFは何が起こっているのか想像できないことはよくある。本作もところどころわからないところがあったりはしたものの、話の筋はわかりやすい。 主人公リースが困難(ホント酷い目によく遭う)に何度も直面しながらも、滅びゆく星雲の人類を背負い、危機を打開する成長物語という面が強い。 星雲が呼吸可能なのが最初は不思議だった。作中で描かれている重力定数が10億倍(重力が10億倍ではない)の世界がどの程度まで正しいのかさっぱりだけど、少なくともこんな世界を書いたことがスゴい。

Posted byブクログ