鳥葬の山 の商品レビュー
この作者の本はいわゆ…
この作者の本はいわゆるホラー小説とはちょっと違ったじわじわくる怖さを感じます。チベット、ラサの町でハゲワシに人間の死体を処理させる鳥葬を見て圧倒されて以来、帰国後も夜毎の夢に現れる奇怪な光景の謎は?←表題作や「頭の中の湿った土」はあとで思い返してみても怖いですが独特の妖しくて不思...
この作者の本はいわゆるホラー小説とはちょっと違ったじわじわくる怖さを感じます。チベット、ラサの町でハゲワシに人間の死体を処理させる鳥葬を見て圧倒されて以来、帰国後も夜毎の夢に現れる奇怪な光景の謎は?←表題作や「頭の中の湿った土」はあとで思い返してみても怖いですが独特の妖しくて不思議な雰囲気が好き。老物理学者と羊飼いの少年が宇宙の真理について話をする「羊の宇宙」。これは絵本でも発売されている様子。とても良かったです!失くしてしまった気持ちを思い出させてくれるし、感慨深い話だと思います。おすすめ☆
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ちょっと不気味で不思…
ちょっと不気味で不思議な世界観です。私の中では、「怖い」イメージが強いです。でも嫌いではないね。
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短編集。私的にかなり…
短編集。私的にかなりオススメです!作品中の「羊」では独特の世界観が語られ、「超高層」では流石、一瞬の隙も許されない駆け引きが主人公視点で描写されています。各々の物語が短いので息抜きには持って来いです。
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チベット等で行なわれ…
チベット等で行なわれている「鳥葬」ってそうしたものなのか・・・とはじめて知った。言われてみれば、死体を単に放置しておくだけでは鳥は全てを食べてくれんワナ。全部の短編が、奇妙な味を持っている。
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短編集です。個人的に…
短編集です。個人的にはあまり深く入ることはできなかったのですが、読みやすいとは思います。
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「夢枕獏」の短篇集『鳥葬の山』を読みました。 「夢枕獏」作品は6年前に読んだ『神々の山嶺』以来なので久しぶりですね。 -----story------------- 都内で小さなデザイン事務所を経営する「夏木」は、あくせく働く日常の代償に、二週間の休みをとり、チベットで過ごす...
「夢枕獏」の短篇集『鳥葬の山』を読みました。 「夢枕獏」作品は6年前に読んだ『神々の山嶺』以来なので久しぶりですね。 -----story------------- 都内で小さなデザイン事務所を経営する「夏木」は、あくせく働く日常の代償に、二週間の休みをとり、チベットで過ごすことにした。 ラサの町でハゲワシに人間の死体を処理させる鳥葬を見ることができると聞き、「夏木」はその場に立ち会った。 以後、毎夜夢に現われる奇怪な光景の謎。 表題作以下、『羊の宇宙』『渓流師』『超高層ハンティング』等の「夢枕」ワールド八篇。 ----------------------- おどろおどろしい作品から、SF作品、渓流釣りをテーマにしたドキュメンタリータッチの作品まで、バラエティ豊かな「夢枕獏」ワールドを体験できる8篇が収録されています。 ■柔らかい家 ■頭の中の湿った土 ■鳥葬の山 ■閑古鳥〈かっこう〉 ■あやかし ■超高層ハンティング ■羊の宇宙 ■渓流師 ■あとがき ■解説―蚊屋と恐怖 中島らも 印象的だったのは、やはり『柔らかい家』、『頭の中の湿った土』、『鳥葬の山』、『閑古鳥〈かっこう〉』等の不気味な後味の残るおどろおどろしい作品ですね、、、 特に主人公の男が、夜道に迷い、たどり着いた山中の一軒家での恐怖体験を語る『柔らかい家』は、ホントに怖い… 奇妙な生き物が溢れ、家がひとつの生態系を成してるような世界観は圧巻でしたね。 怖いし、気味が悪く、悪夢のような作品ですが、「夢枕獏」の想像力の素晴らしさには感動を覚えましたね。 『鳥葬の山』の主題となっている鳥葬って、遺体をそのまま岩の上に放置して鳥に食べさせるものだと思っていたんですが、跡形もなく全てを鳥が食べ切り、この世から存在を消し去るために、料理で言うところの調理・仕込みにあたる、様々な手順を踏むということを初めて知りました… 凄惨なシーンですが、崇高な儀式なんでしょうね、、、 その後、チベットから日本に帰国してからの映画『鳥』のようなシーンも印象に残りましたね。 『羊の宇宙』は、カザフ族の少年が語る宇宙の心理に関する話の聞き役にまわっている老物学者が「アインシュタイン博士」だったというオチが印象的… 科学のことを、もっと良く知っていれば、何倍も愉しめたんじゃないかと思います、、、 それでも、なんだか解らないけど、科学のことがわかったような気分を味わえましたね。
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得意のブックオフ徘徊… ちょっと前に読んだ夢枕さんのが良かったのと、カバーのイラストとタイトルが気に入って… これ30年前の作品やん。 何か、この作品で世を悟ったんちゃうか?…みたいな凄い世界観。 幻想小説のハシリみたいな。 何か、血ドバドバはないけど、気色悪い〜というか、何と...
得意のブックオフ徘徊… ちょっと前に読んだ夢枕さんのが良かったのと、カバーのイラストとタイトルが気に入って… これ30年前の作品やん。 何か、この作品で世を悟ったんちゃうか?…みたいな凄い世界観。 幻想小説のハシリみたいな。 何か、血ドバドバはないけど、気色悪い〜というか、何というか… これ多分、後々、頭に残るで! みたいな…何か怖い… 全てが、西洋っていうより、東洋よりな感じ… 大自然の神秘というか、人間なんて、その中の一部であって、生かされてるんやで〜! もう少し、謙虚に生きないと何かが起こる気がして… ゾワゾワ感満載! めっちゃ、ええ感じや〜! 殴り書きになってしまった…(−_−;)
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個人的夏のホラー特集。ブックオフコラムから、かな。それなりに古い一冊だし、正直期待はしていなかったけど、やっぱりな、って感じ。SF要素がかなり絡んでくるけど、ホラー的観点からは、正直あまり有効な気がしない。
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初めの何話かは入り込めなくて合わないと思ったけど、後半は凄く好きだった。 特に「羊の宇宙」はぶっちぎりで好きだ。美しい。
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内容(「BOOK」データベースより) 都内で小さなデザイン事務所を経営する夏木は、あくせく働く日常の代償に、二週間の休みをとり、チベットで過ごすことにした。ラサの町でハゲワシに人間の死体を処理させる鳥葬を見ることができると聞き、夏木はその場に立ち会った。以後、毎夜夢に現われる奇怪...
内容(「BOOK」データベースより) 都内で小さなデザイン事務所を経営する夏木は、あくせく働く日常の代償に、二週間の休みをとり、チベットで過ごすことにした。ラサの町でハゲワシに人間の死体を処理させる鳥葬を見ることができると聞き、夏木はその場に立ち会った。以後、毎夜夢に現われる奇怪な光景の謎。表題作以下、夢枕ワールド八篇。
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