定本 八木重吉詩集 の商品レビュー
短い平易な言葉で紡がれた詩。 クリスチャンだった詩人の信仰と日常への慈しみの言葉。 少女の頃図書館で読んで、大きな影響を受けた詩集です。
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難しい言葉はない。優しい言葉で綴られている。だからなのか、心の奥深くに静かに響き渡ってくる八木重吉の詩。 折に触れて読み返したい。
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烏兎の庭 第一部 書評 8.31.02 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto01/yoko/takubokuy.html 烏兎の庭 第三部 書評 2.24.07 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto03/bunsho/isihara.htm
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ふつうのひとだ。やさしい気持ちになる。酷いことを考えてみる。滑稽な日がある。慈しむ。恨む。悔いる。微笑をさそわれる。慟哭する。乞う。与う。たぶん、それぞれのかたちで、誰にでもあることだろう。ただ、そのすべてが澄んで、美しく、純化していく。信仰に惹かれる人の、弱々しく映るほどの強靭...
ふつうのひとだ。やさしい気持ちになる。酷いことを考えてみる。滑稽な日がある。慈しむ。恨む。悔いる。微笑をさそわれる。慟哭する。乞う。与う。たぶん、それぞれのかたちで、誰にでもあることだろう。ただ、そのすべてが澄んで、美しく、純化していく。信仰に惹かれる人の、弱々しく映るほどの強靭さが、言葉の強度になっていく。濾されたあとには、透明な砂だけが残っている。
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