ふたたびの、荒野 の商品レビュー
泣きどころ満載。って、どんな説明だ。 主人公は一巻に戻り、社長になる。 その視点から、仕事をN市で興したころからの変化を気持ちとともに辿り、もういない相手と会話を交わす。 それが社長の毎日。 変化もないように見えて、社長を取り巻く事件は終わらない。 最大の的、政治家大河内との最後...
泣きどころ満載。って、どんな説明だ。 主人公は一巻に戻り、社長になる。 その視点から、仕事をN市で興したころからの変化を気持ちとともに辿り、もういない相手と会話を交わす。 それが社長の毎日。 変化もないように見えて、社長を取り巻く事件は終わらない。 最大の的、政治家大河内との最後の戦い―― 手に汗握る、といいたいけれど、先に涙が・・・っ 前巻で、鉄砲玉として失敗した高岸はここで、ブラディ・ドールの見習いとして働いている。 坂井と下村を慕う、可愛い子だ。 やはりまだ、いがみ合っているキドニーとの仲もそのままに、社長はこの中でまた人を好きになる。 しかしそれはあっさりと社長の手から零れていく―― 物語の中間で、「パ・・・・っパパァァァァァ―――ッ!!!」と叫びたくなるのは秋野だけではないはず。 なんてあっさり。 いや、その痕跡から、秋山パパの最後の力が見えてしまってまた涙が・・・っ そしてその娘である安見がまた攫われ、それを助け出す下村と高岸。 その下村の、 「じゃ、俺」 最後の言葉。 誰もの心を連れて行く、下村の言葉。 秋野号泣。 最終的に、社長は大河内と決着を付けるのだけれど、その時一緒に居るのはやはりキドニー。 どんな間になろうとも、絶対に切れない二人の繋がり。 一緒にもう交わることはなくても、隣合う道は外れない二人。 社長とキドニーの人生は、これからも平行線のまま続く。
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ブラディ・ドール最終巻。 やっぱり川中とキドニーは良いコンビじゃないかと改めて感じました。 あとは誰が生き残るかでハラハラしながら読んでました…。あー…下村…。 シリーズ通して読みやすくて面白かったです!!
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B・Dシリーズ10、完結。全てを背負って、生き続ける社長。このシリーズは一気に読むことをお勧めします。
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