ステップファザー・ステップ の商品レビュー
うーん、終わりがなんかもやっとするけど、ストーリーとしては楽しかった。さくっと読めるし。彼が双子に自分の気持ちを考えたことがあるか、ってつめるシーンはなんかきゅっとしたは
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とぼけた双子と、泥棒なのにどこか人のいい「お父さん」の取り合わせがおもしろい。 初めは仕方なく、だったのに、だんだん情が移っていくところがかわいい。 さくさく読めて、楽しかった。
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『中学生の双子の兄弟が住む家に落っこちてきたのは、なんとプロの泥棒だった。そして、一緒に暮らし始めた3人。まるで父子のような(!?)家庭生活がスタートする。』
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「stepfather」という言葉が前向きで素敵だな。 「俺」と双子の距離が絶妙。たぶん、一緒に暮らしちゃったらこのお年頃の男の子と「お父さん」はあまり上手く行かない気がする。でも、こんなに距離があるのにいつの間にか子供に愛情が。。というのはちょっと入り込めなかったところもある。 そこに1つエピソードがあってもよかったのかな。 とにかく登場人物が面白くて、こういうのは好きだなあーと思ったら、解説でこの話がすきなら、と「グレイグ・ライス」を勧めてた。びっくり。大好きだから。 事務所の柳瀬さんと俺の関係が仕事人っぽくて良い。 子供の担任の先生との関係とか子供の両親とか気になって仕方がないので、ぜひ続きが読みたいけどもう無理なのかなあ。 ドラマ化したらしいし、是非続編を! 「男は女にはなれないし、女も男にはなれない。だから、男は女に、女は男に、時には平気で残酷なことをすることができる。だが、男も女も、誰でも必ず一度は子供であったことはあるわけで、だから子供には残酷な仕打ちをすることができないのだ。」 「天の川の流れのつくところが何処かなんて、いったい誰に知ることができる?運命も、未来の出来事もそれと同じようなものだ。行くべきところに行き着く。だからそれまでは、流れのままに気楽にしていこう。」
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中学の頃に読んだのを再読です。ドラマも面白いけど、やっぱり原作の価値観のほうが好き。「俺」がだんだん双子と仲良くなって離れたくなくなる気持ち、なんか最近よくわかる。今大学で仲いい人たちと離れていくんかな、って考えるとやっぱりめっちゃ寂しいし。毎日会ったり深く付き合ったりしてる人た...
中学の頃に読んだのを再読です。ドラマも面白いけど、やっぱり原作の価値観のほうが好き。「俺」がだんだん双子と仲良くなって離れたくなくなる気持ち、なんか最近よくわかる。今大学で仲いい人たちと離れていくんかな、って考えるとやっぱりめっちゃ寂しいし。毎日会ったり深く付き合ったりしてる人たちやから、接点がなくなって価値観を共有できなくなってしまうって考えることが怖い。
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ドラマで知って内容が面白そうなので読んでみた。 ただの擬似親子ほのぼの物語かと思えば推理物、これがかなり面白い。 求めている「誰かが死ぬことが必須ではない推理小説」にぴったり。坂木司以外にもこんな推理物が書ける人がいたのだと嬉しくなりました。 ドラマとはかなり設定が違うようです...
ドラマで知って内容が面白そうなので読んでみた。 ただの擬似親子ほのぼの物語かと思えば推理物、これがかなり面白い。 求めている「誰かが死ぬことが必須ではない推理小説」にぴったり。坂木司以外にもこんな推理物が書ける人がいたのだと嬉しくなりました。 ドラマとはかなり設定が違うようですね。ドラマ→小学生、原作→中学生ということしかわかりませんが… 中学生だからなんとか成り立つこの設定が小学生(しかも低学年?)でどう成り立ったのかも気になるところ…
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(ネタバレ) 両親がお互いに不倫相手と駆け落ち!? ある日、中学生の双子の兄弟だけで住む家に泥棒が落ちてきた。 不運?な泥棒は双子たちの面倒を見る(見られる)ことに。 ご本人も言ってるとおりすごーくライトなお話。結構内容はダークな所もあるのだけど、双子たちの無邪気さとか泥棒さ...
(ネタバレ) 両親がお互いに不倫相手と駆け落ち!? ある日、中学生の双子の兄弟だけで住む家に泥棒が落ちてきた。 不運?な泥棒は双子たちの面倒を見る(見られる)ことに。 ご本人も言ってるとおりすごーくライトなお話。結構内容はダークな所もあるのだけど、双子たちの無邪気さとか泥棒さんの少し単純な所なんかであまり感じさせない。 ドラマにもなったこのお話。でも結構違ってます。まず双子の男の子たちがドラマ版では両親を待つ健気な子どもたちなんだけど原作ではかなりダーク。だって泥棒さんとの最初のやりとりなんて生活費のためだし、はっきり言うと脅迫(笑) 宮部さんの小説にはこういう賢くて、人の心をつかむのがうまくて、大人を容易く転がしちゃうような男の子がよく出てくるけど、こんな前の作品からそうなんですね。天使にも悪魔にもなれる男の子。 内容は、事件そのものというよりも、やっぱりそれ以外のところが面白い。少し言うと、あんな脅迫めいた始まり方だったのに、双子にたいして父性に近い気持ちを抱くようになるのが急激すぎるかなぁ。 先生との恋の行方も気になるし、双子の両親のこともわからないまま終わっちゃったのでちょっともやもや。
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泥棒が、なぜだか双子のステップファーザーになった。ドラマは見ていないが気になるので読んでみた。7つの事件をステップファーザーが親心を出して解決していく。
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上川隆也さんが「俺」の役というのは、なかなかハマっている。 ドラマを見て、久しぶりに原作を読んでみた。 もう19年も前の作品なのだということに改めて驚きを感じる。 そして、19年も前の作品なので、ドラマはほとんどオリジナルの内容になっている。なにしろ双子が小学4年生で、同じ小学校...
上川隆也さんが「俺」の役というのは、なかなかハマっている。 ドラマを見て、久しぶりに原作を読んでみた。 もう19年も前の作品なのだということに改めて驚きを感じる。 そして、19年も前の作品なので、ドラマはほとんどオリジナルの内容になっている。なにしろ双子が小学4年生で、同じ小学校に通っているのだから。 しかも同じ町内に刑事は住んでいるし、「怪盗キング」なんて名前は付いているし。そしてかなり人情コメディの色合いが強くなっている。ドラマは原作とは別物として楽しんだほうがよさそうだ。 原作の双子は、宮部作品によく出てくる「悪魔のような」男の子。可愛くて知能犯的で、ちゃっかりしていて、でもこっちの心の弱いところを鋭く突いてくる感じ。双子と俺のクールなやりとりが面白い。べたつかないヒューマンドラマといったところか。 20年も前からこんな完成度の高い作品を生み出していた宮部さんの才能に改めて感動。
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宮部みゆき先生の中でかなり好きな部類の本 というか一番好きかも! おばあちゃんちに本があって、毎年訪れた時に読んでたなあ… 双子がかわいいし、泥棒さんもかわいい! 誘拐された話はうるっときます
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