旭日の艦隊(6) の商品レビュー
すごい地図が出てきた。 北極を中心にした地図だ。 こうしてみると、イギリスの緯度や、ロシアの広さ、そしてロシアとアメリカ(アラスカ)の近さといったものが違った感覚で見えてくる。 メルカトール図法で日本が中心(太平洋が真ん中)にある地図を見慣れていると、ついついアメリカとヨー...
すごい地図が出てきた。 北極を中心にした地図だ。 こうしてみると、イギリスの緯度や、ロシアの広さ、そしてロシアとアメリカ(アラスカ)の近さといったものが違った感覚で見えてくる。 メルカトール図法で日本が中心(太平洋が真ん中)にある地図を見慣れていると、ついついアメリカとヨーロッパの距離が想像できなくなってしまうが、北極中心の地図なんてものを見ると、ヨーロッパ、アメリカ、ロシアが隣り合っていることが実感できる。 さて後世独逸は、北極海の氷の下を航行する潜水艦を使い、まさに天井からアメリカの大統領府である、ワシントンのホワイトハウスを爆撃する壮挙に出た。 それを阻止するのが、これまた日本のスパイ。 そして、逃げる潜水艦にブイを絡ませて、その位置を見つけるといった、安手のSFチックな演出もまたいつもの如し。 巻が進むにつれ、能書きが多くなってくるため、電車の中で読んでいてもついつい睡眠薬代わりになってしまい、本を落とすこと数度。 しかし長距離の電車移動もあり、1冊を終えるのが早い。
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