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柳生刺客状 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2014/03/01

関ケ原合戦で徳川家康は死んだ。そして影武者世良田二郎三郎の存在。徳川家の秘事を知った柳生宗矩は、世子・秀忠にそのことを洩らす。権力の座に執念をみせる秀忠の命を受けて、宗矩は権謀術数のかぎりをつくす…。表題作ほか最後の短編「死出の雪」に加え、書下ろし長編の冒頭30枚を収録する短編傑...

関ケ原合戦で徳川家康は死んだ。そして影武者世良田二郎三郎の存在。徳川家の秘事を知った柳生宗矩は、世子・秀忠にそのことを洩らす。権力の座に執念をみせる秀忠の命を受けて、宗矩は権謀術数のかぎりをつくす…。表題作ほか最後の短編「死出の雪」に加え、書下ろし長編の冒頭30枚を収録する短編傑作集。

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2013/11/15

柳生刺客状・張りの吉原・狼の眼・銚子湊慕情・死出の雪の短編五編収録。 全編通じて感じたが、面白い。 相手が嫉妬深く陰湿であればあるほど、執着せず大局に捉える主人公が潔くて格好良い。 では悪人をバサりと斬り捨てスカッとするかというと、スカッとするのだが、勧善懲悪ではない。 闇の業...

柳生刺客状・張りの吉原・狼の眼・銚子湊慕情・死出の雪の短編五編収録。 全編通じて感じたが、面白い。 相手が嫉妬深く陰湿であればあるほど、執着せず大局に捉える主人公が潔くて格好良い。 では悪人をバサりと斬り捨てスカッとするかというと、スカッとするのだが、勧善懲悪ではない。 闇の業を背負った男女の、業を背負うに至った描写が丹念に描かれているからだ。 むしろ一方の潔さが際立つほどに、一方に近さを感じてしまうくらいだ。 しかし主人公は一見スーパーヒーローだが、皆、苦労家で努力家で人情家として描かれていることで、こちらは全くやられてしまった。 うん、認めるよ、叶わない。あんた、格好良いよ、と。

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2013/02/27

男の嫉妬ほど、嫌ったらしく後味を引くものはないと思う。 女の嫉妬ほど、過激で振り回されるものはないと思う。 どちらにせよ、マイナスイメージな心は粘着質なのだ。 でも、隆慶一郎さんはそれを日本刀のような言葉で切り分ける。 そうして目の前に生肉のように切り出されると、やっぱり箸をつ...

男の嫉妬ほど、嫌ったらしく後味を引くものはないと思う。 女の嫉妬ほど、過激で振り回されるものはないと思う。 どちらにせよ、マイナスイメージな心は粘着質なのだ。 でも、隆慶一郎さんはそれを日本刀のような言葉で切り分ける。 そうして目の前に生肉のように切り出されると、やっぱり箸をつけてしまう。 そして知らない間に、中毒みたいに何枚何枚もページを頂いている自分に気付く。 作品の集め方は良くないけれど、やっぱり全部読んでしまった。 未完の作品は載せなくてもよかったと思う。

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2011/10/02

なんか、死後に無理矢理編んだ寄せ集め。 長編の書き出し30ページなんてのもある。 当然あんまり面白くない訳で。

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2010/05/24

まだ読んでる途中。 2つめ「張りの吉原」…ようするに、おしりに入れる話じゃないか。エッチ。 花扇のかわいらしさがいい。 ……………………………………………………………………………… 読み終わった。 まとまっていない短編集。 「柳生刺客状」 柳生だし、影武者だし、人斬りだ...

まだ読んでる途中。 2つめ「張りの吉原」…ようするに、おしりに入れる話じゃないか。エッチ。 花扇のかわいらしさがいい。 ……………………………………………………………………………… 読み終わった。 まとまっていない短編集。 「柳生刺客状」 柳生だし、影武者だし、人斬りだし。劇画チック。 「張りの吉原」 前述通り。 「狼の目」 人間の肉を喰らった奴は、目が狼のように光るんだよ…怖い。 しかし、なんちゅうか、とおいお話しという気がした。 実際そうなんだけど。 長編小説の書き出し「調子港慕情」がよかった。 コウモリ安はちょっと興味深い人物。 以前、千葉の野田市でキッコーマンの創業者の邸宅を見て以来 和歌山から銚子の醸造の伝来は以前から気になっているテーマ。 ぜひとも読みたいと思ったがこの小説が完成することはもうない。 惜しくてしょうがない。 「死出の雪」はいまいちわからん。 冒頭で女が悪いと言いながら 振り回される男が悪いとしか言いようのない話。 そんなこんなで。

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2009/10/04

関ヶ原合戦で徳川家康は死んだ!そして影武者世良田二郎三郎の存在。徳川家の秘事を知った柳生宗矩は、世子・秀忠にそのことを洩らす。権力の座に執念をみせる秀忠の命を受けて、宗矩は権謀術数のかぎりをつくす…表題作のほか最後の短篇「死出の雪」に加え、書き下ろしの長編の冒頭30枚を収録する短...

関ヶ原合戦で徳川家康は死んだ!そして影武者世良田二郎三郎の存在。徳川家の秘事を知った柳生宗矩は、世子・秀忠にそのことを洩らす。権力の座に執念をみせる秀忠の命を受けて、宗矩は権謀術数のかぎりをつくす…表題作のほか最後の短篇「死出の雪」に加え、書き下ろしの長編の冒頭30枚を収録する短篇傑作集。表題の「柳生刺客状」は面白いが、他の作品は自分的には好きではない。

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2009/10/04

時代小説の定番「柳生」ものです。隆慶一郎先生の作品だけに、登場する男たちは全員が全員、凛とした何かを持っていますね。

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