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江戸八百八町物語 の商品レビュー

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江戸っ子のモデルは大…

江戸っ子のモデルは大久保彦左衛門だったという話しや、柳営(江戸城)の茶坊主・河内山宗俊、赤穂義士・堀部安兵衛らの、江戸を賑わした一物ありの人物を描いた短編集。柴錬の粋な語りで八百八町へ誘います。

文庫OFF

2013/05/21

BOOKLIVE版で。 江戸の町に関するノンフィクション・フィクション。 小説かと思いきや、物語調の随筆のような感じ。 語り口や描写は面白い。シンプルで短いのに、その場の風景や人物が、目の前に浮かんで来る。言葉の力だなぁ。 江戸の成り立ちや雰囲気がわかるので、また江戸モノを書く...

BOOKLIVE版で。 江戸の町に関するノンフィクション・フィクション。 小説かと思いきや、物語調の随筆のような感じ。 語り口や描写は面白い。シンプルで短いのに、その場の風景や人物が、目の前に浮かんで来る。言葉の力だなぁ。 江戸の成り立ちや雰囲気がわかるので、また江戸モノを書く前には目を通したい。 化け猫騒動や、原っぱでの辻斬りの話、大奥と悪徳勘定奉行が印象的。

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2012/12/20

徳川家、武士、市井まで江戸の町でくりひろげられる短編物語。 史伝風の作品もあり"しばれん"初心者の私としては新しい驚きがあった。

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2010/10/17

柴田連三郎といえば、有名な時代小説作家なのだが、私はこの本の前にあまりきっかけがなく、読んでいない作家である。江戸時代の人物評伝などの巷談で、短編小説のようでもあり、実に面白い。ちょっとエッセイっぽく、作家本人の考え方や人となりがうかがえるくだりもあって、とても博識な人とお酒でも...

柴田連三郎といえば、有名な時代小説作家なのだが、私はこの本の前にあまりきっかけがなく、読んでいない作家である。江戸時代の人物評伝などの巷談で、短編小説のようでもあり、実に面白い。ちょっとエッセイっぽく、作家本人の考え方や人となりがうかがえるくだりもあって、とても博識な人とお酒でも飲みながら色々話を聞かせてもらっているような感覚で楽しく読めるのである。 同時に江戸時代(初期から元禄まで色々)の歴史、風俗、政治などの一片があちこちで鮮やかに浮かび上がっており、あとで江戸時代の歴史を見返ったときに、全体像がさらにわかりやすくなる一助ともなる。 こうなるとこの人の作品をもっと色々読んでみたくなった。柴田ワールドの入門編としてもとても良かったということになる(笑)。

Posted byブクログ