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白波五人帖 の商品レビュー

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2017/01/24
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※このレビューにはネタバレを含みます

初出1957〜58年。忍法帖シリーズに較べれば伝奇性は薄め。江戸吉宗最晩期以降、世間をあっと言わせた盗賊日本左衛門一味の最期を描く。斜に構えながら純愛一路を貫き、また権力者の腐臭を拒絶する姿が泣かせる。

Posted byブクログ

2014/02/20

何度読んだかわからない、山風の中でも私にはtop5に必ず入る一冊。黙阿弥の白波五人男は、通しでやってもいまいち十三や忠信が何の人かわからず、力丸と弁天小僧メインの話。もちろん黙阿弥の換骨奪胎というか舞台装置を借りただけの、山風歌舞伎といっていい。セリフ回しはもちろん、豪華絢爛なケ...

何度読んだかわからない、山風の中でも私にはtop5に必ず入る一冊。黙阿弥の白波五人男は、通しでやってもいまいち十三や忠信が何の人かわからず、力丸と弁天小僧メインの話。もちろん黙阿弥の換骨奪胎というか舞台装置を借りただけの、山風歌舞伎といっていい。セリフ回しはもちろん、豪華絢爛なケレン味、エログロも歌舞伎の精神。むしろこれを歌舞伎の脚本に直してやってみてほしい。治水の話と加賀騒動をそこに持ってきたか!という、、、でも弁天小僧はオリジナルのままのが良かったナ。

Posted byブクログ

2013/10/16

日本左衛門、弁天小僧、南郷力丸、赤星十三郎、忠信利平の連作短編集。それぞれ歌舞伎や講談で有名なキャラクターらしいのですが、彼らについてまったく前知識がなかった僕でも十分楽しめました。知っていればもっと楽しめたと思うとつくづく残念。

Posted byブクログ