新・魔獣狩り(2) の商品レビュー

夢枕獏【著】

2024/07/31

鳳介が性欲を全てわんこにフルベットし始めている！
玄斎が夜血を隠す為に、とある場所に連れていこうとしているのですが、自分も一緒に行ってやろう、と言う程に骨抜き！！

そんな新魔獣狩り第2巻。いよいよこの巻で全てのキャラが動き出しました。
ストーリー的には劇的には動いてないのですが、面白くなりそうな予感！
最近の鳳介は浜辺に寝っ転がって、脇腹に夜血の体温を感じて自然に意識を遊ばせるのにハマっているご様子。センズリは3回までと注意されていた精気はどこ行った？！という感じですが、毒島に持ってかれたか。

毒島は相変わらずギラギラして良いスーツを身につけてますが、まさかの…まさかの色白イケメンだった！！嘘だろ！！
日焼けしたイタリア系のイケメンを想像していたのに…読む度に驚かされます。

そんな毒島は文成が気に入らない。自分より金のある男、モテる男は大嫌いだとお子様みたいな事を申してます。どんなヤツだよ文成って！と面を拝みに出向き、2人は出会います。特に喧嘩にはならずですが、文成と梵が大変な事に！

鳳介が夜血を連れて文成の所へやって来たのですが、その夜血を捕らえに梵がやってきます。
四殺を狙ってるわけです。ここで一緒にいた猿翁おじいちゃんも合わせて4対1になるかと思いきや、文成は1体1でやりたいと梵に向かって行きます。

あかんて！死ぬって！！と焦りましたが文成めちゃくちゃ強い…。でも梵の強さがやっぱり驚異！
文成まで足の1本でも取られるのじゃ？！と思っていたら、こっそり助けに入った美空の気配を感じて気が削がれたと出直す事にした梵。

ところが夜血が、自分に飛狗法を施した寿海の匂いを梵から嗅ぎつけて、着いて行ってしまう。
勿論、夜血とラブラブチュッチュの鳳介も着いていく事に。

ここから謎の「いい日旅立ち」スタート。
敵同士だった2人と一匹が電車で何人の女性といたしたんだとか大学生みたいな話をしながら、酒飲みつつ楽しそうな旅路。
夜血は賢いので、駅員さんにバレないように屋根に無賃乗車。あーかわいい。

その間、文成はやがて梵と決着をつける為に猿翁と修行に励みます。
文成さん、あの2人楽しそうですよ…。

梵が向かった先には、出た！！
前回で姿を見せずに梵とピンクシーンしていた腐鬼一族の長、渦紋様！！
あれ…？凄い美女！！でも信じないぞ！！エロテロリスト蓮王母さんが実は爆笑おばあちゃんだった事は忘れてませんよ私は！

と、警戒していると…

ぎゃあぁぁ！！

やっぱりだ！！なんという…なんという気持ち悪いピンクシーン！！

寿海に会わせろと文成が要求するとあっさり会わせてくれる渦紋様。寿海は囚われの身にしては余裕な感じで瞑想しちゃってます。夜血が大喜びで駆け寄って行きます。あーかわいい。
おーよちよちよち、としていたら…

突然文成と梵の前でいたしまくる渦紋と寿海！！
ハレンチですよ！とか言ってる場合じゃない、渦紋様…一体なんなの？！怖いんですけど？！

とにかく寿海はこうして渦紋様に懐柔されていたのでした…。

肝心な事を書いていなかった。
鳳介は白井に黒御所への精神ダイブを依頼され、まず現状どのような状態か確認しに行ったのですが、鳳介に助けを求めに来た時とは全く違う角まみれの化け物のような姿でした。なんじゃこりゃあ！と驚く鳳介ですが、黄金の在り処が分かるかも知れないと言うこともあり、武者震いして楽しみな様子です。流石はシモの男(関係ない)

猿翁も鳳介に黒御所への精神ダイブを頼んでるし、中で会ってしまうのでは？！
次巻も楽しみです。

急いで返してしまったのでいつもと違って本が手元になく、記憶を頼りに書いたので印象に残ってるシーンの羅列になってしまいました。
本当、あのピンクシーン…トラウマ…。

あ、涼子ちゃんはなんかちょっと洗脳された感じになってますがお元気でした。