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これが私の優しさです の商品レビュー

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57件のお客様レビュー

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現代詩人の巨人谷川さ…

現代詩人の巨人谷川さんの傑作集のような詩集です。傍らにおいて読み返したくなります。

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谷川俊太郎さんの詩は…

谷川俊太郎さんの詩はまるでサプリメントのようだと思います。自分で気づかない心に不足しているものが補われていくの感じます。谷川俊太郎さんの詩に初挑戦しようという人にも向いている一冊です。

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谷川俊太郎さんの代表…

谷川俊太郎さんの代表作がほとんど全てここに詰まっている。ファンにはたまらなく嬉しい一冊。

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CMでもおなじみの「…

CMでもおなじみの「朝のリレー」を収録。ことばの選び方が真摯で、やさしくてあたたかくて。気が向いたときにぱらぱらと眺めるのに向いている1冊。

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 「朝のリレー」とい…

 「朝のリレー」という作品がお気に入りです あと20億年の孤独も良かった これはいろいろな作品集からの寄せ集め ベスト版って感じの本です

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現代のナンバー1詩人…

現代のナンバー1詩人の作品を享受せよ!!

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2025/01/06

「ないけどそこにあるもの」 「てにすることのできないもの」 谷川俊太郎の見ている世界、表したい世界は、言葉では到底表現できない”何か”だ。 谷川俊太郎の詩って、何か胸をつくような感覚がする。 たとえば、有名な「かなしみ」という詩… あの青い空の波の音が聞こえるあたりに/何かと...

「ないけどそこにあるもの」 「てにすることのできないもの」 谷川俊太郎の見ている世界、表したい世界は、言葉では到底表現できない”何か”だ。 谷川俊太郎の詩って、何か胸をつくような感覚がする。 たとえば、有名な「かなしみ」という詩… あの青い空の波の音が聞こえるあたりに/何かとんでもないおとし物を/僕はしてきてしまったらしい この詩の中に出てくる落とし物は、無くしたことだけはハッキリとわかる。 でも、何を忘れてしまったのだか、それを表すことができない。 だからこの詩の「僕」は途方に暮れてしまう。 「言葉に表せない何か」を求める、人間って存在の、もっと肉体とかを超えたところにある、魂まで触れてくるような、そんな詩だと思う。 こういう詩がとにかくたくさんある。 表現したいものが広大であるのに、それを表す事象や物、出来事の取り上げ方に、とても共感できるのが不思議だ。 宇宙や空など、私たちが絶対に手にできないもの。 言葉にすらできないもの。 解説にもあったけれど、「断片をモンタージュする」ということが、詩集全体を通して行われている。 逆に、自分が確かにここに居るという感覚を、谷川俊太郎の詩歌は溶かしてくる。 時間の感覚が錯綜し、ナンセンスな言葉に踊らされ、色も形もないようなものに思いを馳せる…。 自分という存在の、もっともっと奥にあるものを、さまざまな詩の中で感じる体験。 私は、きっと笑われるだろうと思い、言葉にはしないけれど、自分の中には神様がいると思っている。 谷川俊太郎の詩は、そんな自分の中の神様と、静かに対面するような感覚になる。 こんなに奥深く難しいはずの詩が、どうしてこんなにも多くの人たちに愛され、読まれているのか。 私が思っているよりも、世界の人たちは、自分の何かにある、目に見えないもの、世界に存在する言葉にできないものを、感じたがっているのだろうか。 人間とは?を超えて、もっと原初にある私たちの根幹の部分に優しく触れてくる、静かな癒しの時間を得ることができた。

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2021/04/17

ASKAさんのUNI-VERSEの歌詞にある朝のリレーが気になり谷川俊太郎さんのこの詩集を読んでみました。 CHAGE and ASKA時代からASKAさんの散文詩は子供の頃から目を通していましたが、いまいちよくわからなかった。 そして時を経て大人になりASKAさんが陶酔する谷川...

ASKAさんのUNI-VERSEの歌詞にある朝のリレーが気になり谷川俊太郎さんのこの詩集を読んでみました。 CHAGE and ASKA時代からASKAさんの散文詩は子供の頃から目を通していましたが、いまいちよくわからなかった。 そして時を経て大人になりASKAさんが陶酔する谷川俊太郎さんのこの詩集を読んで、かなりASKAさんが影響を受けているのがわかり楽しんで読んでいけました。 このフレーズはこの歌、あの歌と思い出しながら読み進め、本当の詩集の楽しみ方とは違う楽しみ方が出来ました。 入り方はASKAさんからですが谷川俊太郎さんの詩集も少しずつ読んでいこうと思う。

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2020/11/03

私に初めてひとりのひとが与えられた時にも 私はただ世界の物音ばかりを聞いていた 私には単純な悲しみと喜びだけが明らかだ

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2020/07/08

真摯に選び抜かれた言葉。何でもない言葉が、特別な響きになる、その組み合わせ。知らない言葉は使われていない。それなのに、決して書けない言葉がある。その不思議。言葉というものは、なんと奥深いものか。

Posted byブクログ