幽霊の勇士 の商品レビュー
ジョーダンによれば、…
ジョーダンによれば、タペストリーは、四百年前に冒険行に乗りだした彼自身の生涯を織りなしている最中だという。勇士ジョーダンの波乱に富んだ人生とは…。快調シリーズ第八弾。
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今回は、ここ数作の面白さに比べたら今一つだった。 一応ザンスを舞台にした冒険譚であることに変わりはないけれど。 野蛮人のジョーダンは、野蛮人らしくドラゴンなどを退治するような冒険に出る。 野蛮人なので難しいことはよくわからない。 ただ、心の命じるままに、冒険へと向かうのである。 ドオアの冒険のように使命を持って出かけるわけでも、ここ数作のように子どもの冒険が結果的に彼らを成長させるわけでもない。 だってジョーダンはすでに大人だし、なのに発作的、衝動的なんだもの。 国中が弟に夢中で、つまらないアイビィが、ジョーダンの冒険譚を聞く、というスタイルなのに、アイビィの合いの手も入らず、ただ、大人が流されるように冒険する話を聞くのは、どうしても単調に感じてしまう。 それでも、ジョーダンが話を終えた後のアイビィの行動に躊躇のないところが、さすが王女だなあと感心する。 タペストリーに織り込まれたジョーダンの物語は、本人には知りえなかった真実があり、400年越しに明かされた純愛の行方は、なかなか面白かった。
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今回の主役は「幽霊」のジョーダンです。 ルーグナ城のタペストリーが綴る、 400年前の野蛮人の戦士の回想物語です。 怪物にかじられるわ、毒を盛られるわ、 谷底に投げ捨てられるわ、剣で切り刻まれるわと大冒険の連続です(笑) しかし彼はへこたれません。 課せられた使命を果たそうと...
今回の主役は「幽霊」のジョーダンです。 ルーグナ城のタペストリーが綴る、 400年前の野蛮人の戦士の回想物語です。 怪物にかじられるわ、毒を盛られるわ、 谷底に投げ捨てられるわ、剣で切り刻まれるわと大冒険の連続です(笑) しかし彼はへこたれません。 課せられた使命を果たそうと、文字通り「命がけ」で立ち向かいますが、 最後に待ち受けていたのは「残酷な嘘」でした。 幽霊のロマンスは3巻の「ルーグナ城の秘密」でも登場したミリーに 続き、2回目ですね。 ダブルプロットでもない珍しい構成だと思っていたら、 後書きに、著者が前半が大幅にカットしていたとありました。 その分、冒険活劇として十分に楽しめた一冊です。
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思い出語りがいつまでたっても終わらないので、アイビィのターンはいつくるんだろうとずっと思って半分が過ぎました。こういう話の作り方だったのねとやっと気づいたのはその時でした。 全体的には楽しかったですけど…スタンリーとヒューゴーの扱いが相変わらずで、非道い女だなアイビィ(笑)
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頭の固い野蛮人の男と半悪魔の美女。男は非業の死を遂げ、女は望まない結婚の末、死を選ぶ。そして幽霊となった男が、ザンスの王女に生前の冒険を語る……。と書いたらまるっきり悲恋ものだけど、まあそこは、ザンスですから。
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ドオア王の治世七年。ルーグナ城は王子の誕生に沸き返っていた。が、王女アイビィとしては、赤ん坊の弟に両親をとられておもしろくないことこのうえない。気を紛らわそうと魔法のタペストリーを眺めていると、幽霊のジョーダンがやってきた。ジョーダンによれば、タペストリーは、四百年前に冒険行に乗りだした彼自身の生涯を織りなしている最中だという。勇士ジョーダンの波乱に富んだ人生とは…。快調シリーズ第八弾。 1998年9月8日購入 2003年6月26日再読
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