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トルネイド・アレイ の商品レビュー

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2011/10/07

清水アリカ全集の箸休めに、彼が訳したバロウズの短編集を読んでみる。箸休めだけに酸っぱい梅干しとか山葵とかを食べたときみたいに顔がシワクチャになりますが。 本文100ページちょっとのうちバロウズ作品は約半分で、残りは訳者・清水アリカの短いあとがきと椹木野衣の長い長い解説。装丁は大竹...

清水アリカ全集の箸休めに、彼が訳したバロウズの短編集を読んでみる。箸休めだけに酸っぱい梅干しとか山葵とかを食べたときみたいに顔がシワクチャになりますが。 本文100ページちょっとのうちバロウズ作品は約半分で、残りは訳者・清水アリカの短いあとがきと椹木野衣の長い長い解説。装丁は大竹伸朗。 椹木によれば、バロウズ、大竹、清水の共通点は“ゴミ”らしい。ゴミですか・・・ そういえば観光地などでときどき“護美箱”を見かけますよね。なるほど日本語は当て字が得意だなと感心するのですが、じゃあ、ゴミは美と対極の存在なのかというとそうでもなくて、ガラクタをアートに変容させてしまう大竹伸朗やノイズ文学ともいえるバロウズや清水アリカは、たぶんゴミのなかに捨ててはおけない何かを見てるんだろうなとおもいます。 「臭いものに蓋をする」という云いかたがありますが、それらは本来「暴かれるべきもの」「晒すべきもの「直視しなければならないもの」なのかもしれません。見えていないだけで、なくなったわけではないわけものが蓋を押し上げてゴミ箱から溢れてくると、ちょっと恐いことになりそうです。あるいは、新しい作品がうまれる予兆なのかもしれませんが。 booklog では、大竹伸朗の特徴あるカバーが表示できなくて残念です。

Posted byブクログ

2009/10/04

詩?というよりアジテーション。誰に向けてのアジりかは理解不能。何歳の時の作品なのか知らないけど、煮えたぎってる。 あんなカッコ良い表紙が「NO IMAGE」のままなんて間違ってる。

Posted byブクログ