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四千万歩の男(1) の商品レビュー

3.8

18件のお客様レビュー

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2012/08/05

本当はこんなに事件とかなかったのだろうけど、こんな感じで測量をしていたのだなぁとわかってよかったです。

Posted byブクログ

2012/06/16

冲方丁『天地明察』を読み始める前に、と思って、江戸暦学や、江戸天文学関係の本を読んでいる。 本書については、そういったことに興味を持つずっと前から知っていたが、あまりのボリュームに手を出さずにいた。 文庫の第一巻でも、650余ページもある。 それが、四巻まであるのだから。 それ...

冲方丁『天地明察』を読み始める前に、と思って、江戸暦学や、江戸天文学関係の本を読んでいる。 本書については、そういったことに興味を持つずっと前から知っていたが、あまりのボリュームに手を出さずにいた。 文庫の第一巻でも、650余ページもある。 それが、四巻まであるのだから。 それにしても、大変な本だった。 忠敬が幕府の測量方として、蝦夷地の実測に出かける話。 この巻では津軽の三厩から、いよいよ蝦夷へ渡るところで終わっている。 史実に忠実に基づいた小説なら、どうしてこんなに大部なものになるのか、最初はいぶかしく思ったが・・・。 景気高揚策として吉原大火を起こした松平定信のはかりごとを知って、命を狙われる(もちろん史実ではないだろうけど)。 升屋小右衛門(山片蟠桃)、三河低馬(菅江真澄)、木食上人など、大変な文化人たちに次々に出会っていく(これも、どこまで史実かはわからない)。 測量方であるに過ぎない忠敬が、本当は幕府巡察人であると地元の人々に勘違いされ、次々と人々の困りごとに協力させられていく。 なんだか、ほとんど水戸黄門(もちろんドラマの)状態なのだ。 これは、つまり、エンターテインメント小説? もちろん、随所に忠敬の研究の様子が描かれ、東北のさまざまな土地柄も描かれ、井上ひさしの小説の醍醐味が味わえた。

Posted byブクログ

2011/02/13

江戸から三厩まで. 山東京伝,松平定信,山片蟠桃などの実在の人物が登場し(たぶん)虚実の入り交じった話が詳細に語られる.エピソードの密度が濃い.

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2010/06/07

~<5> すごい業績だち思う。しかも50歳を過ぎてから始めた仕事。こつこつ積み上げることが大切だし、いくつからでも始めることが大切なんだと痛感。まだまだ、これからだ!!

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2009/10/04

面白い。 江戸ものはもともと好きだけれど、 伊能忠敬ときちゃぁ、もう読むしかない。 それを井上ひさしが書いているという面白さ。 土地柄や歴史や、小話や、 とにかく面白い要素が盛りだくさん。 井上ひさしの伊能忠敬像も期待を裏切ることなく 愛すべきもの。 旅の続き...

面白い。 江戸ものはもともと好きだけれど、 伊能忠敬ときちゃぁ、もう読むしかない。 それを井上ひさしが書いているという面白さ。 土地柄や歴史や、小話や、 とにかく面白い要素が盛りだくさん。 井上ひさしの伊能忠敬像も期待を裏切ることなく 愛すべきもの。 旅の続きが楽しみ。 次号で蝦夷入り。

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2009/10/04

忠敬の愚直さは暦学に限ったことではない。見るもの、聞くもの、一つひとつに対して曇りなき眼でこれを受け止め、己の信にしたがって身を処する。その愚直さに心を打たれる。 このあとアイヌに入った忠敬らの行く末は。。。

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2009/10/04

日本地図を完成させる、二歩で一間の歩みのお話し。見慣れた日本地図が実はこんなにも複雑に作られていたとは!

Posted byブクログ

2009/10/04

忠敬は下総佐原村の婿養子先、伊能家の財をふやし50歳で隠居。念願の天文学を学び、1800年56歳から16年、糞もよけない"二歩で一間"の歩みで日本を歩き尽し、実測の日本地図を完成させた。この間の歩数、4千万歩…。定年後なお充実した人生を生きた忠敬の愚直な一歩一...

忠敬は下総佐原村の婿養子先、伊能家の財をふやし50歳で隠居。念願の天文学を学び、1800年56歳から16年、糞もよけない"二歩で一間"の歩みで日本を歩き尽し、実測の日本地図を完成させた。この間の歩数、4千万歩…。定年後なお充実した人生を生きた忠敬の愚直な一歩一歩を描く歴史大作。全五巻。

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