リンカーンの夢 の商品レビュー

コニーウィリス【著】,友枝康子【訳】

2023/07/16

読んでなかったウィリスの旧作。
南軍のリー将軍の夢を見ることで彼を救えるという考えに取り憑かれた女性と、彼女を最初は助けようとしながら次第に自身も夢の一部となっていく男性。ああ、まだコメディカルな色合いが少なく、ここから、夢・過去・献身といったファンタジックでありながら重いテーマをはらむ『航路』『ドゥームズデイ・ブック』へつながっていく、彼女の初期作品だなあと、ファンとしてはムネアツ。
将軍の愛馬への想いがよかったね

2023/04/07

大好きコニー・ウィリスですが、本作はちょっと読みにくかったかな。アメリカ独立戦争をテーマにした作品なので、そのあたりの背景知識がないことが理由ですが、それ以上に、あまり起伏のない作品だったところもあるかと。最後の展開はウィリスっぽかったですが、どうも控えめな印象。ただ、ラストの台詞は哀愁漂う感じで、とてもよいですね。

2023/06/28

SF。
南北戦争と夢をテーマにした歴史SF。
南北戦争は全く分からないけど、一応ストーリー的には問題ないかな？
全体的にフワフワしてて掴みどころのない感じ。
読後感は切なめ。
夢の中での主人公の役割は、あの役だったらしい。なるほど。

2016/08/28

南北戦争の話らしいが、日本人にはよくわからない
表紙　　　３点上原　徹
展開　　　４点１９８７年著作
文章　　　５点
内容　４７０点
合計　４８２点

2015/03/27

夢判断系に惹かれてしまう。
図書館でなんとなく借りて、一気に読んでしまった。
切ない読後感ですよね・・・。
コニー・ウィリスは別の短編集で読んだだけだったので、幅の広い作家だなぁと思いました。

2010/12/05

この人の話があまりに面白かったから読んでみたけど、南北戦争にあまり詳しくないのも手伝って、いまいちな感じ。
航路の解説で、著者のテーマは「届かないメッセージ」だ、というのがあった気がするけど、確かに今回もそのとおりかもー。と思えたのが面白かった。

2010/03/27

設定はおもしろなと思うのだけれど、いかんせん南北戦争の知識がないというか興味がないというか・・・そのせいだか、なかなか読み進み難かった。