スター・ウィルス の商品レビュー
B・J・Bayleyの1970年刊行の処女作。半分までは場面展開の極度に速いB級スペオペ。「レンズ」に焦点が当たるにつれ、レンズは銀河系の基本設計図であり、事象の干渉装置であるという壮大なお話に。滅亡したと思われる古代種族が作ったレンズが一時人類を除く唯一の銀河航行種族であり、レ...
B・J・Bayleyの1970年刊行の処女作。半分までは場面展開の極度に速いB級スペオペ。「レンズ」に焦点が当たるにつれ、レンズは銀河系の基本設計図であり、事象の干渉装置であるという壮大なお話に。滅亡したと思われる古代種族が作ったレンズが一時人類を除く唯一の銀河航行種族であり、レンズを利用し銀河の事象に干渉していたストリールの手から紛失したことにより、人類が銀河航行種族になってしまった。銀河の制御をめぐり、主人公とストリールとでレンズの中で精神格闘をするが、あっさりと銃撃で解決してしまう。さらに、銀河は混沌へと。
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文中の「人類は癌だ、はてしなく広がる危険な病原菌なのだ!」で題名を全て著わしているベイリーらしい作品
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SF界の奇才と名高いバリントン・J・ベイリーの処女長編がこちら。 舞台は大宇宙。人類は銀河の中心まで版図を広げ、異種族ストリールと銀河を二分していた。宇宙をさすらう宇宙海賊のロドロンは、人類の貨物運搬船から大きさ約120センチメートルのとあるレンズを掠奪。実はこのレンズ、異種族...
SF界の奇才と名高いバリントン・J・ベイリーの処女長編がこちら。 舞台は大宇宙。人類は銀河の中心まで版図を広げ、異種族ストリールと銀河を二分していた。宇宙をさすらう宇宙海賊のロドロンは、人類の貨物運搬船から大きさ約120センチメートルのとあるレンズを掠奪。実はこのレンズ、異種族ストリールが人類に引き渡しを要求し、喉から手が出るほどまでに求めていた積荷だったのだ。辛くも異種族ストリールの追撃を逃れたロドロンは、このレンズに魅せられ、その正体の究明に取り憑かれてしまい… これまで読んだベイリー作品は、「時間衝突」と「カエアンの聖衣」のみ。とはいえ、突飛なアイデアをこれでもかと注ぎ込んだこれらの作品は極めて印象に深いものでした。一方、本書は処女作ということもあってか、これらの作品に比べるとまだまだおとなしいかと。ただ、登場人物の使い捨て感がつよく、ロドロンも尊敬する好敵手や感じの良いロドロンの部下たちが瞬く間に死んでいくシーンが強く印象に残ってしまいました。
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ベイリーの処女作。 スペオペで人がバンバン死ぬが、全くひきづらず、すいすい話が進む。 基本的にしょうもないので、読み飛ばし必須。 SF的アイディアは定期的に登場する。ラストのアイディアはさすがのトンデモで、ベイリーらしい。
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