おじさんのかさ の商品レビュー

佐野洋子【作・絵】

2010/07/12

おじさんは、とってもりっぱな傘をもっていました。でも、１度もさしたことがありません。なぜって、傘が濡れるからです。
ある日おじさんが公園で休んでいると、雨が降ってきました。ちいさな男の子と女の子が傘に入り、歌いながら帰ります。
「あめがふったら　ポンポロロン
あめがふったら　ピッチャンチャン」
本当にそんな音が聞こえるのか不思議に思ったおじさんは、とうとう大事な傘を開いてみます。
そうしたら…。

傘が大事すぎてさしたことのないおじさんが、歌につられて傘をさし、雨の楽しさに触れる絵本。歌が楽しいので耳に残り、雨の日にはきっと耳をすませてしまうことでしょう。背景は白くてシンプルですが、雨のしずけさもにぎやかさも伝わる絵が印象に残ります。

2012/09/28

かさが大好きすぎて、雨の日に使えないおじさん
やがて濡れた傘もすてきってことに気づく

佐野洋子さんにしてはこれもこわくない＾＾

物を偏愛するとたまにこういうことになるよね

使うものなのに使えないという

2013/02/28

　「雨の日」の雰囲気がじんわりと伝わってくる色彩とタッチ。歌のリズム感も心地よくて、子どもと一緒に楽しめる雨の日絵本。
　（図書館での読みきかせにて。）

2010/05/17

一応梅雨時の夏のカテゴリに。

おじさんは傘がとってもお気に入りで、濡れるのがいやで
絶対に使いたくありません。
あるひ公園で休んでいると、雨が降ってきました。
ちびっこに傘に入れてといわれてもしらんぷり。
そこにべつのちびっこがやってきて、子供同士で歌いながら
傘をさして帰って行きました。
その歌が気になるおじさん。
ほんとうかな…？と自分のかさをとうとうひらいてみます。

梅雨時が楽しくなりそうなお話です。
そんなに長くないかな。リズミカルで楽しい文章でした。
活字も見やすかったし、読み聞かせにばっちり。

2010/05/16

あめがふったらポンポロロン
あめがふったらピッチャンチャン

お話の内容は覚えてなかったけど、このフレーズ読んでうわーーーって思い出した。
すごいな絵本て。

2010/01/23

テンポがとってもいいです。　歌の場面が好きです。リズムよく楽しい。雨も悪くないじゃんと思えるそんな絵本です。
6月の読み聞かせに使いました。　

2010/03/11

おじさんの自慢はぴかぴかの傘。おじさんは傘をとても大事にしていて、雨が降っても絶対に傘を差しません。傘が濡れるからです。ある雨の日、楽しそうに歌いながら傘をさして歩いていく子供たちに出会います。

小学校の時の国語の教科書に乗っていて、今も覚えているお話です.
話の中に出てくる雨の歌が、長男（６歳）のお気に入りです。

2009/10/30

本日、読みきかせをしてまいりました～！ジャズっぽいピアノの調べにのせて、おじさんの扮装で読みました。「あ、傘ひらいちゃった」とか「かさは、ぬれていいんだよ～」などなど、子どもたちの可愛い感想を聞きながら、とっても楽しいひとときを過ごせました（＊＾－＾）おじさんになった甲斐がありました。

2009/10/04

shibu
「雨音のミュージカル！」

名古屋の小学一年生国語下（教育出版）にでてくるお話。
大型絵本があるので図書館で借りて、幼稚園や小学校の読み聞かせで紹介しています。
0歳児から小学生まで、どの年齢にお話しても大人気の作品です。

佐野洋子さんの作品は、子どもにすっと伝わる言葉のリズムがあります。何気ないお話なのに、この生き生きとした言葉の魅力。とっても少ない文字のなかで、雨の日のイメージをここまでうきうきさせる文章力、すばらしいですね〜佐野さんは、お会いしたことがなくてほんとうに残念なのですが、きっと「きらきらの子どもの心」を失っていない、素敵な方なのでしょうね。

2009/10/04

７月使用。

他に読んだ学年：中１（Ｈ１９年度６月使用。）
　　　　　　　　中３（Ｈ１９年度６月使用。Ｈ２０年度６月使用。）
　　　　　　　　その他（Ｈ２０年度６月使用。）