水車館の殺人 の商品レビュー
"館シリーズ"2作目。前作が孤島と本土、今作が現在と過去の二元中継(?)。これって頭を切り替えなきゃならないから、結構惑わされるなぁ。冒頭に出てくる"あるモノ"からなんとなくトリックがわかってしまった。でも、なんか綾辻にハマったみたい。次作...
"館シリーズ"2作目。前作が孤島と本土、今作が現在と過去の二元中継(?)。これって頭を切り替えなきゃならないから、結構惑わされるなぁ。冒頭に出てくる"あるモノ"からなんとなくトリックがわかってしまった。でも、なんか綾辻にハマったみたい。次作も楽しみ。
Posted by
館シリーズ二作目。 呪われた建築家、中村青司が立てた水車館が舞台。 十角館と比べると多少のパワーダウンは否めませんが、それでも十分すぎるほど高いレベルでまとまっています。
Posted by
古城を思わせる異形の建物「水車館」の主人は、過去の事故で顔面を傷つけ、常に仮面をかぶる。そして妻は幽閉同然の美少女。ここにうさんくさい客たちが集まった時点から、惨劇の幕が開く。密室から男が消失したことと、1年前の奇怪な殺人とは、どう関連するか?驚異の仕掛けをひそませた野心作。
Posted by
『六角館〜』に続く館シリーズ第2弾。去年12月から読み始めて年内に読み終える予定だったのに、結局1か月ぐらいかかってちびちび読んでたのね私……。いやはや、今作でも「犯人はコイツか?」「いや待てよ、コイツも相当怪しい……」などと何人もの登場人物が私に濡れ衣を着せられたわけですが、悲...
『六角館〜』に続く館シリーズ第2弾。去年12月から読み始めて年内に読み終える予定だったのに、結局1か月ぐらいかかってちびちび読んでたのね私……。いやはや、今作でも「犯人はコイツか?」「いや待てよ、コイツも相当怪しい……」などと何人もの登場人物が私に濡れ衣を着せられたわけですが、悲しいかなビンゴ!!となる事はなく、かなりいい意味で予想を裏切られる事となりました。しかも犯人が明かされた後にもまだまだ「それだけじゃなかったんかい!!」と驚愕させられるような事実が色々と出てきて、嗚呼、ホントに綾辻さんの書くミステリーは一筋縄ではいかないわ……と、この犯人に対する驚き!の感情を得る為にここまでの300Pがあったのね!と感動。ミステリーを読んだぞー!!という充足感で満たされまくっておりまする。まだ2冊しか読んでいないのですが、やっぱり私、綾辻さんすっごく好きっす!実はもう次の『迷路館の殺人』もゲット済み。早く読みたい気もするけれど、とっとと読んじゃうのも何だかもったいないような気がしてて(同様の理由で未だ『ハリーポッターと炎のゴブレット』も読んでない)。ヘンですかね、私?
Posted by
これは登場人物が濃いくておもしろかった。仕掛けはありがちなものだったけれど、登場人物の設定が興味深くてあまり気にならなかった。
Posted by
館シリーズ第2弾。過去と現在が複雑に交錯する物語の美しさが、無茶苦茶とも思えるトリックを許してしまえる。理屈は抜きにして楽しみましょう。
Posted by
トリック自体は今となっては、ちょっと厳しいものがあるが、この話の一番の見所は最後に明らかになる、一成の遺作「幻影群像」の正体だと思う。
Posted by
館シリーズの第2弾。初版は1988年。 物語は1985年と、1986年の9月27日〜29日を描いています。 嵐の夜、山奥の水車館から著名な画家の絵が1枚盗まれ、2人が亡くなり、1人が失踪。 そして1年後。 嵐が迫る中、消えた3人以外の人間が再び館に集まった。 再び惨...
館シリーズの第2弾。初版は1988年。 物語は1985年と、1986年の9月27日〜29日を描いています。 嵐の夜、山奥の水車館から著名な画家の絵が1枚盗まれ、2人が亡くなり、1人が失踪。 そして1年後。 嵐が迫る中、消えた3人以外の人間が再び館に集まった。 再び惨劇の幕が切って落とされる!? いや〜、堪能しました〜。 ホラーっぽい脚色部分もおどろおどろしく、ムードたっぷりの「嵐の山荘」モノでございます。
Posted by
衝撃的な出だしですが、冷静に読み進めるとある程度トリックがわかります。「幻影群像」の描写にはサブイボが立ちました。
Posted by