弔いの祈りを知らず の商品レビュー
偶然、謀略に巻き込まれた市井の人が決死の反撃を見せる風な話と思ってると、途中でありゃりゃとなる。惹句は当然ハードボイルドになっているけれど、男の友情を押し出している分、フレンチ・ノワール風と呼んだ方が感じが出る気がする。翻訳小説を思わせる乾いた文体と、センチなストーリーの取り合わ...
偶然、謀略に巻き込まれた市井の人が決死の反撃を見せる風な話と思ってると、途中でありゃりゃとなる。惹句は当然ハードボイルドになっているけれど、男の友情を押し出している分、フレンチ・ノワール風と呼んだ方が感じが出る気がする。翻訳小説を思わせる乾いた文体と、センチなストーリーの取り合わせは悪くないが、主人公が自分で自分を愚かと言わなければならない展開が多すぎるのは、やはり減点対象。
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