旅立ちは突然に の商品レビュー

冴木忍【著】

2010/01/31

ラノベだからって馬鹿にすんなよ！
初期の頃の富士見ファンタジア文庫の三本柱は冴木・神坂・秋田です。断言する。

卵王子なんです。
卵から生まれた王子なのです。
なんせ卵から生まれちゃったので、母親はショックすぎて死んじゃうし、婚約者には「あなたと結婚したら卵を産むことになるかもしれないそんなの死んでも嫌っ」と次々に逃げられちゃったり、とにかく産まれのせいで不幸続きのイケメン王子が主役のお話です。

と、ここまでだとギャグっぽい話ですが、そこは冴木作品なので、中盤から最後は怒涛の展開で、切ないお話です。
切ないけど、でもあったかいんです。
冴木作品は、たまに救いの無い話とかありますが、これはちゃんと救いがあってよかったです。ほんと。

ラノベってもともと、こういう作品だったんだけどなぁ。
いつの間にか萌え系が多くなってしまって、そこはちょっと悲しいです。
こういうファンタジー系すごく好きなのに～。

画像が無いのが悲しいなぁ。
ほんと定期的に読み直したくなるんだよねー。
ブクオフとかで買ってこようかな、安くなってそうだし…なんせ1992年＾＾

2009/10/04

16年も昔の作品になるんだなぁと、しみじみ思いました。
決して幸せばかりのお話ではないのですが、忘れられない作品のひとつです。
読後は、カイルロッドを含め、彼等の幸せを願わずにはいられない気持ちになるそんな作品。

2009/10/04

〜お薦めお返事〜
お薦めありがとうございます。ずいぶんと懐かしい作家をお薦めされたなぁと思いました。この作家は以前『流れゆく河のように』と『妖怪寺縁起』で触れたことがあります。当時この方の作品は私には早熟でしたが、今では差し支えなく読めるんじゃないかと思いました。お薦めされたこの作品は初めて知りましたが、昔を省みて再び触れてみるのもいいかもなぁと。とにかく私にとって凄く懐かしい作家です。お薦めありがとうございました！＞たもつ

2009/10/04

中学生時代に購入して読んだ本です。思いで深いシリーズ。冴木忍さんの作品のなかで一番好きなシリーズです。

2009/10/04

冴木忍先生の卵王子カイルロッドの苦難シリーズです。泣ける。メディーナは女の鑑です。ああ在りたいものだ・・・。

2009/10/04

うんうん、読んだ読んだ。超立ち読みで超読破。まぁ、そのあと全巻買ったんだから許しておくれよ、ブックセンターやまもとよ。

2009/10/04

**　冴木忍の長編。＜卵王子＞カイルロッドの苦難シリーズ。全９巻　**　
卵から生まれたというカイルロッドは、呪いによって石と化した故郷の人々を救うため、旅に出る。旅の途上、次第に明らかになっていく世界と自身の謎。
崩壊していく世界の中、カイルロッドの想いが光となって全てを照らす。………涙無しには絶対に読めない本。

2009/10/04

発売して12年経ってるようですが、当時読んで感動した気持ちは忘れられません。
全12〜3巻だったと思うのですが、１・２巻は３巻以降の為の伏線とキャラクター紹介のようなもので結構辛かった記憶がありますが〜