ほしをひろった の商品レビュー

深見春夫【作】

2022/08/05

異界に迷い込むパターンはいつもながら、ヒヤヒヤ要素がいっさいないロマンチック一色の深見さんワールド。
星を拾ったおじいさんとおばあさんのお家が空飛ぶ船となって二人を空の上の雲のお城に誘う。星はそこに住む男の子の落とし物だった。
小さな星がもたらした出会いと束の間の交流にフワフワした夢心地。ほんわかした気持ちで読み終える。
5歳0ヶ月の息子は船に姿を変えたお家を見て「かいぞくせん？」と一言。え～!?と笑っていたら、その後に地上の本物の海賊船らしき船の上を飛ぶ絵が…。息子インスピレーション？恐れ入りましたw