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黒幕 の商品レビュー

3.6

22件のお客様レビュー

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2019/10/14

2019年10月6日、読み始め。 最初の「雲州英雄記」は、山中鹿之介が描かれている。山中鹿之介という名前は聞いたことがあったが、良く知らない人物だった。この作品では、中々魅力的に書かれていますね。

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2019/02/21

軽い命と重い命があるようだ。 昔も今も。 本物の夫婦とはどういうものか、なんとなくわかったような。 おもしろい本だった。

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2017/09/18

「家は人が生まれ、人が育つところ、これ一個の国。」 これは、大阪の陣で活躍した毛利勝永(かつなが)を主人公にした「紅炎」からの一節。 勝永は真田幸村と共に徳川家康を、後一歩まで追い込んだ武将。 豊臣家に多大な恩を感じていた勝永は、秀頼公のために一命を捧げたいと思っていたが、自分...

「家は人が生まれ、人が育つところ、これ一個の国。」 これは、大阪の陣で活躍した毛利勝永(かつなが)を主人公にした「紅炎」からの一節。 勝永は真田幸村と共に徳川家康を、後一歩まで追い込んだ武将。 豊臣家に多大な恩を感じていた勝永は、秀頼公のために一命を捧げたいと思っていたが、自分が大坂に味方すれば、残った妻子が難儀すると一度は大坂入りに難色を示した。 しかし、妻より「君の御為の働くは家の名誉です。残る者が心配ならば、私達はこの島の波に沈み一命を絶ちましょう」と励まされ、大阪入りする。 近頃、躾のため置き去りにされた子供が行方不明になる事件があったが、家庭はしっかり運営する必要がありますね、 表題の「黒幕」の他「猛婦」「勘兵衛奉公記」「槍の大蔵」「紅炎」など11編が収録されている。

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2014/06/23

昭和36年から41年までの間に小説雑誌の御三家といわれた「小説新潮」「オール読物」「小説現代」等に発表された作品が11編収録されている。なかでも、「猛婦」「槍の大蔵」「命の城」「獅子の眠り」は池波さんの得意な真田物。その他も池波さんらしく男と女の描き方が卓越!

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2013/03/01

戦国の世を中心とした短編11の作品。女性でありながら戦乱の世で毅然と生き抜く逞しさや強さに感動する「猛婦」、「夫婦の城」が良かった。また、時代背景が違う「開花散髪どころ」では幕末の志士たちの不思議な運命や実直さを感じる。

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2012/05/17

山中鹿之介 渡辺勘兵衛 福島正則 真田昌幸 真田信幸等 戦国の世と後世とに生き様示す短篇集。池波作品代表格の一である『鬼平犯科帳』が “勧善懲悪” でないのと同様 戦乱の世に 必ずしも勝敗ではなく自己貫徹を第一義とする 氏の人生観が展開される。 個人的には此は継父の遺品で 彼の...

山中鹿之介 渡辺勘兵衛 福島正則 真田昌幸 真田信幸等 戦国の世と後世とに生き様示す短篇集。池波作品代表格の一である『鬼平犯科帳』が “勧善懲悪” でないのと同様 戦乱の世に 必ずしも勝敗ではなく自己貫徹を第一義とする 氏の人生観が展開される。 個人的には此は継父の遺品で 彼の書架に見つけた時は意外な共通項をも発見したような心地になった。生前 戦国時代や池波作品に関して語り合ったことは殆ど無かったが だから唯一 「福島正則や加藤清正」のような猛将が好きだ と言っていたのは忘れられない。

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2011/09/11

なぜか美女が出てこない、美しい顔は男ばかりである。 さんはよく、女は化け物、扱いをするけれど、男の方が社会的害悪が大きいなぁと読みながら思った。最後の「開化-」が生気があってしぶとくたくましく面白かった。

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2011/08/27

久しぶりに池波っしちゃった。。 やっぱり真田信之の江戸幕府との攻防は おもろいね。 真田騒動いらいだった。 今の会社と違うのは生きるか死ぬかレベルじゃないんだよね。 だから社内政治もしらけるけどまずは資料つくろー。

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2010/06/10

たいへん読みやすいです。 真田好きな方には定番の一冊です。個人的には、毛利勝永メイン(稀少!)の代表作『紅炎』がおすすめ。

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2010/05/22

真田話を読みたくなったら池波さんですね。さすが。個人的には「紅蓮」のシャープな感じの毛利勝永と小幡信定の話とか面白かった。池波さんは外れの心配なく安心して読める御仁なので重宝します。

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