メルサスの少年 の商品レビュー
螺旋の街の退廃的なイ…
螺旋の街の退廃的なイメージが印象的な作品。ファンタジーなのだが、根底にSF作家らしさが見え隠れする傑作、のような気がする。
文庫OFF
異形の女たちの歓楽街。生まれるはずがなかった少年。予言者の孫娘。街を狙う魔手が忍び寄る。 異世界の物語を紡ぐには、それに相応しい語りがある。そのことを痛感する。 彩られ織り込まれた世界を駆け抜ける、少年の成長に心揺さぶられる。
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大阪・中崎町、書肆アラビクにて購入。歌うような地の文が印象的。菅さん大好きなのだが積読してた。ファンタジーは心の余裕がないと浸れないね。
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菅氏の考えでは、ファンタジーとは「妖しく耽美的な幻想譚」とのこと。全くそのようなお話である。 最近のファンタジーでは明るく健全な冒険や、ひたすらドロドロはあっても、「妖しく耽美的」っていうものは少ないと思っていた。 それにはぴったりのお話だったと思う。
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