黒銹 の商品レビュー
海のある地方都市に町…
海のある地方都市に町田を追って来た。私、叶と名乗り35歳、この巻きの主人公である。小説の冒頭はお馴染みの川中が経営する高級クラブ「ブラディ・ドール」から始まる。シリーズ第5巻である(巻きごとに話は完結しているのでどの巻きから読んでも楽しめる)。ビアノのジャズ演奏が流れ、ジャズのう...
海のある地方都市に町田を追って来た。私、叶と名乗り35歳、この巻きの主人公である。小説の冒頭はお馴染みの川中が経営する高級クラブ「ブラディ・ドール」から始まる。シリーズ第5巻である(巻きごとに話は完結しているのでどの巻きから読んでも楽しめる)。ビアノのジャズ演奏が流れ、ジャズのうんちくがさり気なく語られ、セピア色の映画を見ているようなイメージとして浮かんでくる。だめになったピアニスト・沢村明敏、56歳。なぜ15年前に彼は突然姿を消したのか。この脇役の人物が物語りに奥行きを作っている。宇野、藤木、坂井、秋山
文庫OFF
ブラディ・ドールシリ…
ブラディ・ドールシリーズの第五弾。自分の愛した女のために殺し屋から男を守ろうとするピアニストを描く。
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どんな考えを持っていても、最後には自分でしてやりたいことをやっちまうもんなんだな。 芯が結局はむき出しになるって事か。 粋なやつらだ。
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少しこの本に限って前作よりも質が落ちているように思えた。所々文章に違和感を感じたのはわしだけだろうか?
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『ブラディ・ドール』シリーズ第5作。 今回の主人公は殺し屋・叶。 『殺し屋』なんて職業(?)がフツーに登場する辺りがハードボイルドなのかw 随所に登場するジャズナンバーがなかなか。 巻末には前巻に続いて佐々木譲との対談が収録されていて、こちらも興味深い。
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ブラディ・ドールシリーズ第5弾。おしゃべりな殺し屋・叶登場。シリーズで1、2を争うほど、素敵なキャラクタ。
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おしゃべりな殺し屋・叶さん初登場の巻。 ブラディ・ドールは面白いのでさくさく読み進められるのですが、この巻をいつも以上のスピードで読んでしまった原因は彼に他ならないと思います。 叶さん素敵。 今まで特に誰がお気に入りとかなかったのですが、どうしよう、うっかりはまってしまった……...
おしゃべりな殺し屋・叶さん初登場の巻。 ブラディ・ドールは面白いのでさくさく読み進められるのですが、この巻をいつも以上のスピードで読んでしまった原因は彼に他ならないと思います。 叶さん素敵。 今まで特に誰がお気に入りとかなかったのですが、どうしよう、うっかりはまってしまった……。
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オススメなのにNO IMAGEって…何の罠よ?! シリーズ通して好きだから、ココには大好きな叶さん初登場な『黒銹』を載せてみる。
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芳醇なジャズの香り――それがこの一冊から漂う雰囲気。 まさにそのもの!! 探偵で殺し屋、おしゃべりな叶竜太郎の登場だ!! 趣味はパズルに金魚に映画にジャズ。まさに惚れない女はいないはず! な男ですから――!! 登場もかっこいい! 好みはジントニック、ソーダとトニックウォーターのハ...
芳醇なジャズの香り――それがこの一冊から漂う雰囲気。 まさにそのもの!! 探偵で殺し屋、おしゃべりな叶竜太郎の登場だ!! 趣味はパズルに金魚に映画にジャズ。まさに惚れない女はいないはず! な男ですから――!! 登場もかっこいい! 好みはジントニック、ソーダとトニックウォーターのハーフアンドハーフで! 「ゴードンだけがジンさ」なんて・・・っ胸を抑えてしまうわー しかしこの本で一番記憶に残るお酒はソルティ・ドッグ! シェイクして作る坂井がかあっこういい・・・! 仕事でN市に入った叶は獲物を見つけるために情報を集めよう、とブラディ・ドールのドアを開く―― けれどそこであったのは15年前、まだ普通の人生を生きていたどこにでもいる青年だった頃に見たことの あるピアニスト、沢村明敏。一時は一流だったのに、ジャンキーだった女と一緒に落ちぶれる弱さを持った男だった。 女を引き上げる強さではなく、一緒に落ちる強さを持った沢村に叶の銃口が。 殺し屋って聞くと、どうしても寡黙で面白みのない人間を想像しがち☆ けれどこの人は違うよ! 違いすぎるよ!! 真っ赤なフェラーリ328に乗り、普段は小さなナイフ一つで身を守り、50メートル先のマッチを撃ちぬける腕を持つ、 多趣味でおしゃべりな殺し屋。それが叶竜太郎。 誰もが惹かれてしまう社長や秋山を実は苦手とし、藤木やキドニーなんかの影を好んでしまう自分の暗さを知っている男。 うう、心臓が痛い・・・ 「小僧は小僧らしくしてな」 と坂井に言い切れる叶! 坂井に「おかしな人だな」と言われてもあっさりと、 「まっとうで、人並みだよ」 などと返す叶!! 「人生の幕を下ろしてやっている」と言い切る叶。 最後の最後には、殺し屋のくせに人を助けようとしてしかし、生き残ってしまって「失業だ」と感じる。 しかし、死ねなかったのだから、生きるしかない。 叶の幕は誰がいつ引きにくるのか――それはうふふ、また続刊をお楽しみに〜♪
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今回の主役は殺し屋とピアニスト。社長・藤木・坂井の三人よりもキドニーが頑張ってます!錆びれたピアニストってイイネ…。
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