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竜の貴婦人(上) の商品レビュー

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2016/08/16

マニアにはうれしい外伝 表紙   5点木嶋 俊 展開   6点1983年著作 文章   7点 内容 660点 合計 678点

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2013/04/21

何度もシリーズに出てきていた、『モレタの飛翔』のモレタが主人公。 これまで最大の「敵」だった糸胞ではなく、流行病に立ち向かう。 まだ植民者たちの記憶がほのかに残りつつも、徐々に失われていっているころの、賑やかなパーンの世界が垣間見える。 『モレタの飛翔』はいつなのか・・・わく...

何度もシリーズに出てきていた、『モレタの飛翔』のモレタが主人公。 これまで最大の「敵」だった糸胞ではなく、流行病に立ち向かう。 まだ植民者たちの記憶がほのかに残りつつも、徐々に失われていっているころの、賑やかなパーンの世界が垣間見える。 『モレタの飛翔』はいつなのか・・・わくわくしながら読み進めていける。最後は涙。

Posted byブクログ

2010/10/10

 パーンの竜騎士シリーズ異伝。  話がぽんと過去に飛び、「竜の太鼓」でピイマアが歌うはずだった「モレタの飛翔」の物語となります。  歌に歌われる内容と、史実とのギャップも楽しめる、という仕掛けの一冊(上下巻ですが)。  糸胞の周期も終わりに近づいて、平和が目の前にやってきたその...

 パーンの竜騎士シリーズ異伝。  話がぽんと過去に飛び、「竜の太鼓」でピイマアが歌うはずだった「モレタの飛翔」の物語となります。  歌に歌われる内容と、史実とのギャップも楽しめる、という仕掛けの一冊(上下巻ですが)。  糸胞の周期も終わりに近づいて、平和が目の前にやってきたその時代。突然、パーンの使役獣を、謎の疫病が襲います。獣ばかりか城砦の人々が、竜騎士までもがばたばたと病に倒れ死んでゆく最中、敢然として災厄に立ち向かったのが洞母・モレタでした。 (なにやら2010年の口蹄疫禍を連想させますね)  レサと違って、モレタは親しみやすい性格設定がされています。ダンスとお酒が好きで、年下美男子とのアバンチュールを楽しむ余裕ももった大人の女性です。  「上」では、そのモレタの人柄と魅力だけでなく、城砦の生活や習慣が細かく描写されています。パーンの世界がより広がりますね。

Posted byブクログ