竜の貴婦人(上) の商品レビュー
マニアにはうれしい外伝 表紙 5点木嶋 俊 展開 6点1983年著作 文章 7点 内容 660点 合計 678点
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何度もシリーズに出てきていた、『モレタの飛翔』のモレタが主人公。 これまで最大の「敵」だった糸胞ではなく、流行病に立ち向かう。 まだ植民者たちの記憶がほのかに残りつつも、徐々に失われていっているころの、賑やかなパーンの世界が垣間見える。 『モレタの飛翔』はいつなのか・・・わく...
何度もシリーズに出てきていた、『モレタの飛翔』のモレタが主人公。 これまで最大の「敵」だった糸胞ではなく、流行病に立ち向かう。 まだ植民者たちの記憶がほのかに残りつつも、徐々に失われていっているころの、賑やかなパーンの世界が垣間見える。 『モレタの飛翔』はいつなのか・・・わくわくしながら読み進めていける。最後は涙。
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パーンの竜騎士シリーズ異伝。 話がぽんと過去に飛び、「竜の太鼓」でピイマアが歌うはずだった「モレタの飛翔」の物語となります。 歌に歌われる内容と、史実とのギャップも楽しめる、という仕掛けの一冊(上下巻ですが)。 糸胞の周期も終わりに近づいて、平和が目の前にやってきたその...
パーンの竜騎士シリーズ異伝。 話がぽんと過去に飛び、「竜の太鼓」でピイマアが歌うはずだった「モレタの飛翔」の物語となります。 歌に歌われる内容と、史実とのギャップも楽しめる、という仕掛けの一冊(上下巻ですが)。 糸胞の周期も終わりに近づいて、平和が目の前にやってきたその時代。突然、パーンの使役獣を、謎の疫病が襲います。獣ばかりか城砦の人々が、竜騎士までもがばたばたと病に倒れ死んでゆく最中、敢然として災厄に立ち向かったのが洞母・モレタでした。 (なにやら2010年の口蹄疫禍を連想させますね) レサと違って、モレタは親しみやすい性格設定がされています。ダンスとお酒が好きで、年下美男子とのアバンチュールを楽しむ余裕ももった大人の女性です。 「上」では、そのモレタの人柄と魅力だけでなく、城砦の生活や習慣が細かく描写されています。パーンの世界がより広がりますね。
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