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笑いの錬金術 の商品レビュー

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2015/02/03

一編が短いし、休憩本適性高いかなと思っていたんだけど裏切られた!(良い意味で) 29人40編の贅沢な一冊で、一編が短いから「もうひとつだけ…」ってどんどん読みたくなって。 フランス文学って愛とか恋とかによろめきまくって、愛と恋で眉間にしわ寄せしているイメージが強くて苦手意識があ...

一編が短いし、休憩本適性高いかなと思っていたんだけど裏切られた!(良い意味で) 29人40編の贅沢な一冊で、一編が短いから「もうひとつだけ…」ってどんどん読みたくなって。 フランス文学って愛とか恋とかによろめきまくって、愛と恋で眉間にしわ寄せしているイメージが強くて苦手意識があったけど…コント風のものから口元引きつるブラックユーモアまで、苦手意識を一気にひっくり返された!おもしろかったなぁ。 気に入ったのはトリスタン・ベルナール、カミ、ジュール・モワノー、ローラン・トポール、ジャン・リシュパン、ガストン・ド・パブロウスキー、アレクサンドル・ポテイ、ガブリエル・ド・ロートレック、ピエール・ヴェベール、ウジェーヌ・ムートン、ジャック・ステルンベール。紹介されている他の作品も読んでみよう! そういえば、カミってフランスの小説で初めて好きだと認識した作家なんだった!「機械探偵クリク・ロボット」のカミ!そりゃあ好きよね。 【追記】 笑いだけじゃなく社会批判や皮肉、そしてオチに思わず口角が引きつるようなブラックユーモア…を更に通り越して「嫌味ったらしい!」と仰け反るようなものも多かったのに、読み終わったら「でも何だかおもしろかった!」で読後の気分は良い感じに落ち着いてしまった。この読後の気分がユーモア文学ってことなのかな。

Posted byブクログ