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私本太平記(八) の商品レビュー

4.2

14件のお客様レビュー

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2020/12/15

日本史の授業で習った複雑な南北朝時代の動乱が改めてよくわかり非常に面白かった。足利尊氏、後醍醐天皇、新田義貞、楠木正成、佐々木道誉、北畠顕家…個性豊かな登場人物と波乱の歴史。大河ドラマがさらによくわかる。

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2020/12/06

正成の湊川の戦いから、尊氏が没するまで。まあ、ムチャクチャに戦ばかり続く時代で、敵味方、本当に入り乱れる。これでこの太平記は完結するが、尊氏の死後も34年後まで南北朝は続く。この時代のことを初めて理解した。中高校時代、日本史、全く興味なかったしなあ・・・

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2020/02/01

 7巻まではものすごく面白いのですが、8巻から急に駆け足になります。というか、作者の体調の問題でやむを得ないのでしょうが、義貞なんかいつのまに舞台を去ったの、というあっけなさ。  湊川後もとても面白い(混沌とした)展開があるのでそれを最後まで読みたかった気がします。  それでもと...

 7巻まではものすごく面白いのですが、8巻から急に駆け足になります。というか、作者の体調の問題でやむを得ないのでしょうが、義貞なんかいつのまに舞台を去ったの、というあっけなさ。  湊川後もとても面白い(混沌とした)展開があるのでそれを最後まで読みたかった気がします。  それでもとても楽しい作品でした。

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2020/01/04

湊川の戦いで、楠木正成らは壮絶な最後を遂げる。 その後、足利尊氏、足利直義、高師直、などなど足利一族、南朝方との権力に取り憑かれた抗争が続いていく。

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2016/03/30

尊氏の死をもって物語は終わる。 この時代をどう捉えるべきかを、黒白問答で展開しているのだけど、もう少し観応の擾乱に突っ込んでくれればと無い物ねだりをしてしまう。 敗けても敗けても、結局人心を掌握する尊氏の力はどこからくるものなんだろう? ことに高師直をはじめ高一族抹殺後におこる尊...

尊氏の死をもって物語は終わる。 この時代をどう捉えるべきかを、黒白問答で展開しているのだけど、もう少し観応の擾乱に突っ込んでくれればと無い物ねだりをしてしまう。 敗けても敗けても、結局人心を掌握する尊氏の力はどこからくるものなんだろう? ことに高師直をはじめ高一族抹殺後におこる尊氏と直義間の逆転劇が、どうしてそんなことになったのか、どうもしっくりこない。もっと勉強が必要です。

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2014/05/24

佐藤優が獄中で読んでいると知ってよみたくなった本。この本のお陰で、鎌倉時代末期から室町までの歴史を初めて知ることができた。最後の観応のじょう乱を読んでやるせない気持ちになった。尊氏たちにお前らなにやってるの?何のために立ち上がったの?と説教したくなった。この物語の中で唯一真っ直ぐ...

佐藤優が獄中で読んでいると知ってよみたくなった本。この本のお陰で、鎌倉時代末期から室町までの歴史を初めて知ることができた。最後の観応のじょう乱を読んでやるせない気持ちになった。尊氏たちにお前らなにやってるの?何のために立ち上がったの?と説教したくなった。この物語の中で唯一真っ直ぐなのは楠木正成と吉田兼好だけだった。この物語で一番出世したのは佐々木道誉だったな。

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2013/08/05

南北朝時代勉強になりました♪ 吉川英治シリーズは一つ一つを掘り下げてくれるから好きやわ。 楠木正成の歴史上の関わりも恥ずかしながらこの本で理解しました! さぁ、次の歴史ものは何にしようかしら。

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2013/06/06

(1991.08.11読了)(1991.07.30購入) (「BOOK」データベースより)amazon 湊川に繰り広げられた楠木軍の阿修羅の奮戦。さしもの正成も“敗者復活”の足利軍に制圧された。正成の死は、後醍醐方の大提防の決壊に等しかった。浮き足立つ新田義貞軍、帝のあわただしい...

(1991.08.11読了)(1991.07.30購入) (「BOOK」データベースより)amazon 湊川に繰り広げられた楠木軍の阿修羅の奮戦。さしもの正成も“敗者復活”の足利軍に制圧された。正成の死は、後醍醐方の大提防の決壊に等しかった。浮き足立つ新田義貞軍、帝のあわただしい吉野ごもり。その後の楠木正行、北畠顕家の悲劇。しかし尊氏も、都にわが世の春を謳うとは見えなかった。一族の内紛?勝者の悲衰?彼は何を感じていたか。 ☆関連図書(既読) 「太平記の謎」邦光史郎著、光文社、1990.12.20 「私本 太平記(一)」吉川英治著、講談社、1990.02.11 「私本 太平記(二)」吉川英治著、講談社、1990.02.11 「私本 太平記(三)」吉川英治著、講談社、1990.03.11 「私本 太平記(四)」吉川英治著、講談社、1990.03.11 「私本 太平記(五)」吉川英治著、講談社、1990.04.11 「私本 太平記(六)」吉川英治著、講談社、1990.04.11 「私本 太平記(七)」吉川英治著、講談社、1990.04.11

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2013/06/01

この作品もようやく読破。約4ヶ月であるから、月に2冊のペースで読みきったことになる。日本史好きな私ではあるが、もともとこの時代は好きでもないし詳しくもなかったのだが、職場の同僚SYUくんが「くちゃくちゃで訳わからなくなるから」と半ば強制的にくれたため読み始めたのである。 読んで...

この作品もようやく読破。約4ヶ月であるから、月に2冊のペースで読みきったことになる。日本史好きな私ではあるが、もともとこの時代は好きでもないし詳しくもなかったのだが、職場の同僚SYUくんが「くちゃくちゃで訳わからなくなるから」と半ば強制的にくれたため読み始めたのである。 読んでみると、彼が言っていたほどはくちゃくちゃでもなく、訳が分からなくて方向性を見失うことはなかった。最終盤において、足利直義と高師直のナンバー2争い、尊氏と直義の兄弟喧嘩などが畳み掛けるように勃発しているさまを言っていたのだろうが、もともとこの辺りは高校時代の大河ドラマで観ていたし、先に読んだ「日本の歴史 第8巻 南朝と北朝(小学館)」において予習済みだったので、余裕で飲み込むことができたのである。 おしなべて言うと、あまり楽しい時代ではない。それが、二つの皇室が乱立していたから、という高尚な理由ではなく、魅力を感じたキャラクターが少ないからである。足利尊氏は言うまでもない。つまり、本作品でも凡庸でどこかのんびりしたキャラクターという設定であるので格好いいとは思えない。彼を見習って現代のビジネスに投影しようとも思わない。まあ多少、仁義に熱い楠木正成が格好良いといえば格好良いのだろうが、本作品においては彼もどこかつかみどころのないキャラに仕上がっている。なので、いつかまた機会があれば北方謙三あたりの南北朝モノを読んでみて、吉川太平記との違いを感じながら魅力あるキャラクター探しをしてみようかなと思っているところ。 正直、今の感想は「やっと、無事に終わった」ということ。ようやく私の大好きな戦国時代に戻れる。

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2012/02/07

(全巻合わせた感想) 文章が読みやすく、状況描写が上手でその場の雰囲気や気持ちが手に取るように分かり、その文章の巧みさに感嘆した。内容は主人公尊氏及び周辺の人々に何らの魅力を見出せなかったので、少しつまらなかった。

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