158ポンドの結婚 の商品レビュー
歴史小説家である「僕…
歴史小説家である「僕」には、ウィーンで数奇な育ちをしたウチという妻がいる。一方、「僕」の友人で大学でレスリングのコーチをしているセイヴァリンは、ウィーンで知り合ったヤンキー娘のイーディスと結婚した。
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もし、僕が親友の妻を好きになってしまったら。そして親友は僕の妻を好きになってしまったら?破局か?番うという人類の子孫存続のシステムを超越する両者納得の二夫二妻生活が始まるのか?いくら夫婦円満だろうが自分個人だって自己嫌悪になる時あるのだから、互いの嫌な面を見る時もあるだろう。それ...
もし、僕が親友の妻を好きになってしまったら。そして親友は僕の妻を好きになってしまったら?破局か?番うという人類の子孫存続のシステムを超越する両者納得の二夫二妻生活が始まるのか?いくら夫婦円満だろうが自分個人だって自己嫌悪になる時あるのだから、互いの嫌な面を見る時もあるだろう。それが友人の妻、友人、自分の妻と3倍となる。エゴは破局を誘導する。だからこのケース、究極の協調となる。子供達が家族の絆を強くするはずだが子供の話は180ページまで出てこない。しかもちゃんといたんかい。子供<性愛 の生活。なかなかの問題作。 初っ端から衝撃の妻ウチの生存の秘話。忍耐強い理由はここにある。ポーランドはドイツとロシアの狭間で戦地であった。どちらが味方かもわからず、生き延びるすべがスターウォーズの「帝国の逆襲」のルークの様だ。こっちの方が先だけどね。兎に角この戦時の話で肝を掴まれる。もうこれだけでも1つのドラマ。さてこの4角関係。何故2夫2妻の関係なったのか?この関係を作るためには友情とか愛情ではなく実は裏切りが必要だ。 アーヴィングさん 3作目。 そこに気付かせるストーリー素晴らしい。嵌りました。
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アーヴィングの3作目。 前作にあたるウォーターメソッドマンを読み終わってから数ヶ月経っているが、作を重ねるごとに、読みやすくなっているように感じた。 レスリング試合の描写がおもしろく、アーヴィングには一度アマレスのスポ根ドラマを書いて欲しい。
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歴史小説家である「僕」には、 ウィーンで数奇な育ちをしたウチという妻がいる。 一方、「僕」の友人で大学でレスリングのコーチをしているセイヴァリンは、 ウィーンで知り合ったヤンキー娘のイーディスと結婚した。 これら2組のカップルのユーモラスで鮮烈な夫婦交換の物語を通して 浮かびある...
歴史小説家である「僕」には、 ウィーンで数奇な育ちをしたウチという妻がいる。 一方、「僕」の友人で大学でレスリングのコーチをしているセイヴァリンは、 ウィーンで知り合ったヤンキー娘のイーディスと結婚した。 これら2組のカップルのユーモラスで鮮烈な夫婦交換の物語を通して 浮かびあるがる現代人の荒んだ哀しい内面風景。 ジョン・アーヴィングの三冊目の長篇小説。 また、処女作『熊を放つ』と 大ベストセラー『ガープの世界』をつなぐターニング・ポイント とも言うべき内容を蔵している。 一途な純愛の好きなリナとしては、当然アマリ好きじゃない作品w けれども、アーヴィングの作品には不倫・浮気がしばしば登場する。 浮気常習者なの?と想うけど 実際のアーヴィングは否定派な気がする。 しばしば 不倫者達は 取り返しの付かない「罰」を与えられる。 例えば 夫の眼を盗んで 浮気相手を車中でフェラしていたら 予想外に帰宅した夫の車が 車庫に突っ込んできて 浮気相手の アレは根元から噛み切るしw 夫の車の中の ココロから愛する我が子を亡くしたり・・・ キチンと 罰を与えられロクナ結果にならないトコが 春○作品と違い ヒトとしての品位を感じるw
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