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花と火の帝(上) の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2013/02/21

徳川幕府と敢然と戦った天皇がいた、何とも痛快無類の伝奇時代小説か。史実と想像力の融合でここまで面白い物語ができるとは。 後水尾天皇と「天皇の隠密」八瀬童子岩介が、秀忠が送る柳生一族その他の刺客と、その全能力を賭けて戦う、そして岩介の味方に加わるのが、猿飛佐助、霧隠才蔵とは!時代小...

徳川幕府と敢然と戦った天皇がいた、何とも痛快無類の伝奇時代小説か。史実と想像力の融合でここまで面白い物語ができるとは。 後水尾天皇と「天皇の隠密」八瀬童子岩介が、秀忠が送る柳生一族その他の刺客と、その全能力を賭けて戦う、そして岩介の味方に加わるのが、猿飛佐助、霧隠才蔵とは!時代小説ファンなら堪らない面白さ200%。 隆慶一郎の作品の魅力は、何と言っても、歴史学者網野義彦史観に裏付けられた著述と、師と仰ぐ小林秀雄の文章の香気が、その作品に反映されているからといっていいだろう。多作で、ひたすら読者に媚を売るだけの時代小説家とは、確かに一線を画する。

Posted byブクログ

2012/03/01

時代背景とか山伏や隠密の詳しい描写は面白かった。 あと戦国時代の京都朝廷の様子とか知らなかったので その点はおもしろかった。 けど猿飛佐助や霧隠才蔵が大阪夏の陣のあと 帝の隠密となって活躍する・・・という内容はちょっと まあ架空の人物だから構わないのだが ちょっと都合が良すぎる...

時代背景とか山伏や隠密の詳しい描写は面白かった。 あと戦国時代の京都朝廷の様子とか知らなかったので その点はおもしろかった。 けど猿飛佐助や霧隠才蔵が大阪夏の陣のあと 帝の隠密となって活躍する・・・という内容はちょっと まあ架空の人物だから構わないのだが ちょっと都合が良すぎるような気がし 入っていけなかった。

Posted byブクログ