99%の誘拐 の商品レビュー
面白かった。 1988年…昭和63年の作品。 「パソコン通信を使った誘拐」…もうこの「パソコン通信」という言葉自体がどこかレトロな印象があるけれど、しかし十分にハイテクな犯罪の香りを感じられた。…昔好きだったハッカーものなんかを今読んでみると、やけにお粗末に感じられたり、粗が目に...
面白かった。 1988年…昭和63年の作品。 「パソコン通信を使った誘拐」…もうこの「パソコン通信」という言葉自体がどこかレトロな印象があるけれど、しかし十分にハイテクな犯罪の香りを感じられた。…昔好きだったハッカーものなんかを今読んでみると、やけにお粗末に感じられたり、粗が目についたりしてしまってがっかりすることが多いので、すごいと思う。 この時代のハイテクというのは、まだどこか職人的な香りがある気がして、そのせいかもしれない。
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手持ちの本がなかったので 旅のお供に 本棚からほいっと何気なく持っていったが やーっぱり 岡嶋二人はおもしろい!! ただ 時代が一昔前なので 当時最先端だったパソコン関係の描写が 若干辛かった しかし 今でも全然通用する! こういう面白いものを ぜひとも発掘して映像化してほし...
手持ちの本がなかったので 旅のお供に 本棚からほいっと何気なく持っていったが やーっぱり 岡嶋二人はおもしろい!! ただ 時代が一昔前なので 当時最先端だったパソコン関係の描写が 若干辛かった しかし 今でも全然通用する! こういう面白いものを ぜひとも発掘して映像化してほしい…
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読みやすい。 パソコンが普及している今だから、理解できたけど、刊行された時代に読んだら難しかっただろうな(笑)。 最後は、主人公の目的は十分に果たされたのか、モヤモヤの残るエンディングだった。
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このお話、スピード感があってとても面白かったです。 限りある時間の中で読み進めていったので、一気に読む事はできなかったのですが それでも、先が気になってスラスラ読めます。 父親が息子に語りかける手記が、とても愛情に溢れていて優しかった。 ハイテクを使ったトリックなので、時代を...
このお話、スピード感があってとても面白かったです。 限りある時間の中で読み進めていったので、一気に読む事はできなかったのですが それでも、先が気になってスラスラ読めます。 父親が息子に語りかける手記が、とても愛情に溢れていて優しかった。 ハイテクを使ったトリックなので、時代を選ぶお話なのだけれど今のウチに是非読んで欲しいです。 誰がどう事件に絡んでるかというのが比較的早い段階でわかるので、あとはどのように実行するかっていう手段が読みどころかな。 映像化(されてるのかどうか知らないけれど)されても面白いんじゃないかと思います。 でもあのダイヤ、どうすんだろ。 そんな大金、どうすんだろ。 下世話な事言ってごめんなさい。
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子供の頃に起きた誘拐事件の意趣返しで、誘拐をする話。コンピュータを使った遠隔操作での完全犯罪。1980年代の作品なので出てくる用語が古いけど、懐かしい感じで読めた。
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職場の先輩に薦められて読んだ一冊。 東野圭吾のミステリーをより読みやすく ライトにしたてたような感じを受けました。 さらっとミステリーを楽しみたいときにおすすめ!
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ハイテク誘拐もの。随所に奇抜なアイデアが用いられており、興味深いが、どうしても「大誘拐」と比べてしまう。
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古本屋で気の向くままに購入した本。パソコン通信を使った誘拐というトリックがメインなんだが、誘拐の理由などけっこう深くて楽しい。ある意味復讐劇なんだが、さらっと書いているため、暗く感じない。 単なるトリックだけの小説ではないので、パソコン通信の部分をインターネットと読み替えてト...
古本屋で気の向くままに購入した本。パソコン通信を使った誘拐というトリックがメインなんだが、誘拐の理由などけっこう深くて楽しい。ある意味復讐劇なんだが、さらっと書いているため、暗く感じない。 単なるトリックだけの小説ではないので、パソコン通信の部分をインターネットと読み替えてトリック部分を練っていけば、100%の誘拐になったかも。次が楽しみな作者さんである。 でも、PC-VAN って懐かしいワードが出てきたり音響カプラーとかが登場し、ちょっと楽しかった。
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1988年。私が丁度1歳の時にこの本は出版されたのだ。そう思うと、すごい。 作中に登場するPCを駆使して行われる誘拐は、今でこそ有り得なくもない方法だが、 当時では考えられない方法だったのではないだろうか。
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初めてこの作品に触れたのは、かなり昔のお昼のサスペンス劇場でのドラマ化がきっかけでした。ドラマの内容が非常に良かったので、数年後に本屋でこの本を見かけた時にすぐに購入してしまいました。 ドラマでは最後に犯人が判明しましたが、原作では最初から誰なのか分かっています。しかし、それでも...
初めてこの作品に触れたのは、かなり昔のお昼のサスペンス劇場でのドラマ化がきっかけでした。ドラマの内容が非常に良かったので、数年後に本屋でこの本を見かけた時にすぐに購入してしまいました。 ドラマでは最後に犯人が判明しましたが、原作では最初から誰なのか分かっています。しかし、それでも興味を削がれること無く楽しめるのは、練り込まれたトリックと、登場人物の心理描写が秀逸だから。
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