アンナ・カレーニナ 改版(上) の商品レビュー
美貌の人妻と美しい青…
美貌の人妻と美しい青年将校の恋愛物語…とよくある主題ですが、その他の人物にも重みがあって読んでいるうちに引き込まれてしまいました!
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ロシアの文豪トルスト…
ロシアの文豪トルストイの作品です。重たいです。長いです。しかし、主人公たちの葛藤がうまく描かれている、いい作品だと思います。
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とても長い作品なので…
とても長い作品なので、まずは風景描写をすっ飛ばして読んだらいいかも
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ロシアを舞台とするス…
ロシアを舞台とするストーリー。まぁまぁはまっていきます。
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大人の恋愛小説です。人間の心の複雑さ、身勝手さや両面性が、余すところなく描かれています。情熱的なくせに目の前のこと以外すぐコロッと忘れてしまうウロンスキイや、自分の本心にとにかく直面したくないカレーニン、極端に走るアンナ、若者の心情を代表しているようなキチイなど、人間ってこうだよ...
大人の恋愛小説です。人間の心の複雑さ、身勝手さや両面性が、余すところなく描かれています。情熱的なくせに目の前のこと以外すぐコロッと忘れてしまうウロンスキイや、自分の本心にとにかく直面したくないカレーニン、極端に走るアンナ、若者の心情を代表しているようなキチイなど、人間ってこうだよねーと思わせられる心理描写が満載で、飽きさせません。 どの人物にも欠点や失策があり、読んでいて誰のこともさほど好きにはなれないのに、おもしろいという不思議な小説。誰かひとりに感情移入して、誰が良い誰が悪いと決めつけたり、筋だけを追って読んだりすることなく、一歩引いて、人間観察のつもりで読むことをお勧めします。その意味でも、酸いも甘いも嚙み分けた?大人向けの小説です。
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主役のアンナも、その夫のカレーニンも、愛人のウロンスキーも、個人的にあまり好きになれない。いずれも我が強くお高くとまっていて感じが悪い。 対して浮気男ではあるけれど、アンナの兄のオブロンスキーは茶目っ気がある。そして、その友達のレーヴィンは本作品で最も好感度が高くほっとさせられる...
主役のアンナも、その夫のカレーニンも、愛人のウロンスキーも、個人的にあまり好きになれない。いずれも我が強くお高くとまっていて感じが悪い。 対して浮気男ではあるけれど、アンナの兄のオブロンスキーは茶目っ気がある。そして、その友達のレーヴィンは本作品で最も好感度が高くほっとさせられる。 この作品は醒める瞬間が非常に印象に残る。ウロンスキーとの間にちょっとしたときめきを感じた後に再会した夫や息子に対するアンナの醒めた感覚、湯治場で知り合った友人に影響されたキチイが父と再会して奉仕の精神から醒める感覚、そういったちょっとしたタイミングで心変わりする様が、非常に人間の本質を捉えているように思う。
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身構えて読んだが、読みやすくてスルスルと読み進めることができる。 登場人物の心情も想像し易く、このまま中も下も読めそう。
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初トルストイ。上中下巻と分量のある長編で腰が重かったけどようやく手にとった。 時代を超えて読まれているのも納得のいく作品。3組の夫婦を中心に色々な人物が登場し、そのそれぞれのキャラクターが活き交わることで、アンナの悲劇、カレーニンの苦悩、レーヴィンの模索の中に自然と入り込んでゆけ...
初トルストイ。上中下巻と分量のある長編で腰が重かったけどようやく手にとった。 時代を超えて読まれているのも納得のいく作品。3組の夫婦を中心に色々な人物が登場し、そのそれぞれのキャラクターが活き交わることで、アンナの悲劇、カレーニンの苦悩、レーヴィンの模索の中に自然と入り込んでゆける。 また何年も経ってから手にとりたい作品。
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人間描写に嘘が無く、どこまでも人が正直に描かれていて、単純な恋愛描写などでも、胸に熱くなるものがあります。物凄い集中力が必要ですけれど、それだけものすごい集中力で書かれた小説な訳で、トルストイという人が深く人間を愛し、肯定し、キャラクターを強く愛し貫いたことそのことが、まるでこの...
人間描写に嘘が無く、どこまでも人が正直に描かれていて、単純な恋愛描写などでも、胸に熱くなるものがあります。物凄い集中力が必要ですけれど、それだけものすごい集中力で書かれた小説な訳で、トルストイという人が深く人間を愛し、肯定し、キャラクターを強く愛し貫いたことそのことが、まるでこの世のものとは思えず、読書しながら自分の未熟さを痛感しました。
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冒頭に有名なセリフがある。そして悲劇的な結末がある。 有名なセリフみたいなものを持つ名作は、どうしてもそこに注意が行きがちになってしまう。そこに書かれていることを自分なりに咀嚼しただけで、なんとなく正しく読んだような気になってしまうところがある。昔「アンナ・カレーニナ」は読んだの...
冒頭に有名なセリフがある。そして悲劇的な結末がある。 有名なセリフみたいなものを持つ名作は、どうしてもそこに注意が行きがちになってしまう。そこに書かれていることを自分なりに咀嚼しただけで、なんとなく正しく読んだような気になってしまうところがある。昔「アンナ・カレーニナ」は読んだのだが、今思うとなんとなくの読み方になっていたような気がする。 「本に読まされる」のではなく「自分から本を読む」スタイルでこれも再読できればと思う。
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