青春の葬列 の商品レビュー
先年、惜しまれつつも…
先年、惜しまれつつも物故したアリバイミステリーの名手が描いた、セイシュンミステリーの傑作です。
文庫OFF
主に、虚実取り混ぜた過去の事件の意味を、遡って探るような短編が集められている。文章の感じとか、時代を感じる部分は多々あるものの、ストーリーテリングはさすが。
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1年以上も前にアメリカで死んだはずの混血の美人歌手が、札幌のクラブで歌っている―売れっ子歌手をかかえる音楽事務所の事実上の経営者、八田勉のもとに、怪談めいた情報が届いた。一笑に付したものの、“幽霊歌手”の存在が気になりはじめた八田は、3日後、北海道への向かった。(「絶唱は海の彼方...
1年以上も前にアメリカで死んだはずの混血の美人歌手が、札幌のクラブで歌っている―売れっ子歌手をかかえる音楽事務所の事実上の経営者、八田勉のもとに、怪談めいた情報が届いた。一笑に付したものの、“幽霊歌手”の存在が気になりはじめた八田は、3日後、北海道への向かった。(「絶唱は海の彼方に」)。死に急ぐ若者たちの心に内在する懊悩を鋭く抉り出し、ミステリー・タッチで綴った異色の連続短編集。 2010.2.27読了
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