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ダックスフントのワープ の商品レビュー

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2012/09/19

広辞苑を読むことを唯一の趣味とする、利発で自閉的な少女マリ。彼女の家庭教師をつとめる「僕」は、オリジナルの物語を話して聞かせることで、マリとコミュニケーションを図っている。その物語とは、年老いた誇り高きダックスフントが、突然砂漠にワープしてしまうという冒険譚だった。 ダックスフン...

広辞苑を読むことを唯一の趣味とする、利発で自閉的な少女マリ。彼女の家庭教師をつとめる「僕」は、オリジナルの物語を話して聞かせることで、マリとコミュニケーションを図っている。その物語とは、年老いた誇り高きダックスフントが、突然砂漠にワープしてしまうという冒険譚だった。 ダックスフントの物語は登場人物(登場動物)も魅力的で、教訓と道徳に満ちていて、マリの心に次第に変化をもたらす。しかしその結果、悲劇的なラストを迎えてしまう。よくできたストーリーながら、登場人物が高慢チキかつイヤミなインテリっぽくて好きになれなかった。NHKドラマにもなった表題作の他、「ネズミ焼きの贈りもの」を収録。 ☆すばる文学賞

Posted byブクログ