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ミザリー の商品レビュー

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26件のお客様レビュー

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    9

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2022/01/16

 怪我をして山奥の小屋に運び込まれた小説家が、精神を病んだ女性に閉じ込められて小説の続きの執筆を強要される物語。登場人物は少なく、映画ならばキャスト代は非常に安上がりにすみそう。ジャンルとしてはサイコスリラーということになるのだろう。有名な小説なのだろうと思うが、やや長くて単調な...

 怪我をして山奥の小屋に運び込まれた小説家が、精神を病んだ女性に閉じ込められて小説の続きの執筆を強要される物語。登場人物は少なく、映画ならばキャスト代は非常に安上がりにすみそう。ジャンルとしてはサイコスリラーということになるのだろう。有名な小説なのだろうと思うが、やや長くて単調なようにも思う。なかなか怖そうで、映画はあまり観たくない、良い作品かもしれないがとても怖そうなので。

Posted byブクログ

2019/11/16

スティーヴン・キングを読んでみたいとおもってこれを今回読んでみた。 ITとかシャイニングと違って超常現象とか幽霊的なの出なそうだから怖くないかなと思って読んだけど結果的にめちゃくちゃ怖かった。 怖いし痛いしヒヤヒヤするしグロくて精神的に落ち込む。 でも、続きが気になって「ウワー...

スティーヴン・キングを読んでみたいとおもってこれを今回読んでみた。 ITとかシャイニングと違って超常現象とか幽霊的なの出なそうだから怖くないかなと思って読んだけど結果的にめちゃくちゃ怖かった。 怖いし痛いしヒヤヒヤするしグロくて精神的に落ち込む。 でも、続きが気になって「ウワー痛い痛い!気分悪い!!」って思いつつどんどん読んでしまう。 やっぱりそこは作者のすごいところなんだろうなぁと。 すごい面白かったしこんなに一気に読んだ本も久々だったけど、じゃあもう一回読みたいかと言われると絶対読みたくないなと思っちゃう、そんな本だった。

Posted byブクログ

2019/10/24

映画を子供の頃に見ていたので筋は知っていましたが、それでも本は面白かった。映画のミザリー役の人半端ないですよね。

Posted byブクログ

2019/03/10

狂気の本。 最後の方、続きが気になって途中で読むことを止められず、深夜に読み終えてしまったことをひどく後悔しています(笑) 正直、ここまで怖くなくて良かった(笑)ホラー映画を観る感じなので、その類がお好きな方には合うかもしれません。 邦訳が微妙で、読みづらいところが多い気がしまし...

狂気の本。 最後の方、続きが気になって途中で読むことを止められず、深夜に読み終えてしまったことをひどく後悔しています(笑) 正直、ここまで怖くなくて良かった(笑)ホラー映画を観る感じなので、その類がお好きな方には合うかもしれません。 邦訳が微妙で、読みづらいところが多い気がしました。

Posted byブクログ

2018/10/23

初めて知ったのは中村うさぎの『家族狂』という本の中だった。 様々なメディアでサイコホラーの古典と言われているのが気になったことと、キングの魅力は全作品を読破しないと分からないという決心とで読み始めた。これは当たり。これは怖い。無事であってほしいと、読了まで主人公が助かることを心底...

初めて知ったのは中村うさぎの『家族狂』という本の中だった。 様々なメディアでサイコホラーの古典と言われているのが気になったことと、キングの魅力は全作品を読破しないと分からないという決心とで読み始めた。これは当たり。これは怖い。無事であってほしいと、読了まで主人公が助かることを心底祈った。やっぱり古典に間違いはないらしい。後に続く多くのサイコホラー作品に影響を及ぼしているのが分かって、より色んな作品が楽しめるようになった。 一貫してリアルで、読み終わった後にまで毛がそそけ立つ感覚を残しながらも、一筋の光が見えて爽やか(?)だった。

Posted byブクログ

2018/06/01

小説を書き上げた気晴らしのドライブで事故を起こして、たまたま熱狂的なファンに介抱・監禁されファンが好きな作品の続編を無理やり書かされる話 「モダンホラー」と呼ばれるジャンルは(特にキング、クーンツあたり)はやはり翻訳モノ初心者には厳しいような気がする。 何故かという独特な言い...

小説を書き上げた気晴らしのドライブで事故を起こして、たまたま熱狂的なファンに介抱・監禁されファンが好きな作品の続編を無理やり書かされる話 「モダンホラー」と呼ばれるジャンルは(特にキング、クーンツあたり)はやはり翻訳モノ初心者には厳しいような気がする。 何故かという独特な言い回しや例えが多く、恐怖に狂っているのか現実か妄想なのかを楽しめるかどうかにかかっている。しかも時系列まで捻られたら厳しいかも… でも、二章あたりから調子づいてきてまあまあ読み進める。体力の弱っている主人公に同調したのか、私自身風邪をひきつつ読む「痛みがわかる」なんて行ったら「お前は痛みなんかわかっちゃいない!」と登場人物や作者に怒られそうではあるが、朦朧としながらも読了 単に怖いだけでは無く 物語を作ることが生死に関わり、話の中に物語の仕組みについても触れられるので、本を読むものなら是非一度挑んで欲しい。 あと映画見てないのに何度も顔が浮かんだ…キャシー・ベイツ怖い。

Posted byブクログ

2014/09/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

数年ぶりに。 熱狂的なファンで、精神異常者であるアニーの人物像によって支えられた小説ですが、構成がとても気に入っています。 「ミザリー」という架空の作品を捨て去りたい作家の心情と、それを熱狂的に愛するファン。皮肉にも、最低最悪の状況下の中で最高傑作が生まれるプロットとか、「ミザリー」が主人公の命綱になっているところとか・・・。 キングのストーリー展開のうまさに舌を巻いた作品です。 一度目に読んだときよりも、人物の心情を丁寧に読み取れた気がしてます。 アニーにしろ、ポールにしろ、「こういう人物だ」というような動かし方をせずに、流動的な感情の揺れ方を丁寧に描いていると思います。 アニーを単なる精神異常者、恐怖の対象としてではなく「こういうふうに人間はねじ曲がって狂ってしまうことだってあるなあ」と思わせるような生々しさみたいなものがあって、その点がこの小説を不動の名作にしているのかなあと思います。 忘れたころにまた読みたいな。

Posted byブクログ

2013/08/29

小説家が交通事故で足を負傷したところを、彼の熱狂的ファンの女に監禁され、新作の執筆を強要される話。情緒不安定で次に何をされるかもわからない相手に生殺与奪権を握られた中、脱出に向け、どこまでバレているとも知れない企てをする恐怖!

Posted byブクログ

2012/11/02

お気に入りの小説の続編が書かれないことに執着するアニー。 その小説の著者の身体を切断してまで、続編を強要する。 その著者である作家・ポールはアニーを恐れながらも、何処か甘んじている。 ほとんど密室で行き過ぎたファンであるアニーとアニーに乗っ取られる作家で物語は進む。 アニーに...

お気に入りの小説の続編が書かれないことに執着するアニー。 その小説の著者の身体を切断してまで、続編を強要する。 その著者である作家・ポールはアニーを恐れながらも、何処か甘んじている。 ほとんど密室で行き過ぎたファンであるアニーとアニーに乗っ取られる作家で物語は進む。 アニーにしてもポールにしても、その異常さに「なぜそこまでするのか」と思わざるをえない。 ポールの場合、冒頭で子供の頃の記憶を思い出している。母との関わりが、意図せず「ミザリー」という小説を産み、無意識という『密室』にとじこめられた『母への恐怖』がアニーをひきよせ、『母との関わり』を再現してしまったのではないか。 アニーにおいては、ポールという作家の個性、「ミザリー」という小説の中身に、自身のトラウマをひっかく何かがあったのだろう。 彼女が異常性をもってポールに関わっていく事は、やはり冒頭の、彼女がポールに人工呼吸をした際の恐るべき臭いが予告している。 ポールとアニーに共通するのは、お互い以外にやりとりする人間関係が無いのではないかと推測されることだ。 普通、ビッグネームである作家なら休暇中であろうと担当編集者が常に連絡を取っていると思うが、なぜかこの小説にはその気配は殆ど感じられない。 アニーもその背景となる人間関係が浮かんでこない。恐るべき臭いを発する偏食もそこに端を発しているのだろう。 それゆえに、この二人の人間関係はこうも恐ろしくからみ合ってしまったといえる。 誰か他に関わる人がいれば、こうならなかったかもしれない。 「JOJOmenon」にて、荒木飛呂彦氏は「ミザリー」についてこう語っている。「そこには極限の狂気を描いたホラーがあり、男と女の歪んだラブストーリーがあり、書かせる人と書く人の不思議な人間関係があって、その3つが合わさってひとつのシンプルな話になっているところがすごいと思います。」 私達ならば、この小説から何を学ぶのだろう。 狂気と正常、ホラーという枠を取り払って、もっと抽象的に見るならば、すべては人との関わりで出来ている、ということだ。 その関係を、相手を追い詰める脅迫ではなく、自由やいたわりで築きたいなら、読者である私達は、自分自身の中で「今」何を変えるべきだろうか。 その問いへ行き着かないと、何かの拍子に、アニーほどではなくても、相手を追い詰めることをやりかねない。 この物語は、そうならないための教訓とみたい。

Posted byブクログ

2012/06/10

原作をベースにした映画は見たことがあったが、今回初めてスティーブンキングの本を読んだ。前半は話がダラダラと進み途中で読むのをやめようかとも思ったが、中盤以降の展開がハラハラドキドキで結局最後まで読んでしまった。特に、好きだったのは主人公が現実と妄想と創造の間をいったりきたりする描...

原作をベースにした映画は見たことがあったが、今回初めてスティーブンキングの本を読んだ。前半は話がダラダラと進み途中で読むのをやめようかとも思ったが、中盤以降の展開がハラハラドキドキで結局最後まで読んでしまった。特に、好きだったのは主人公が現実と妄想と創造の間をいったりきたりする描写で、このように上手に表現している人は初めて。でも、容赦のない気持ちの悪い場面が読んでいて辛かった… 次に読むならもう少しソフトな方がいいかな。

Posted byブクログ