肉迫 の商品レビュー
港町N市。重すぎる過…
港町N市。重すぎる過去を背負って男が帰ってきた。シリーズ「ブラディ・ドール」の第3巻である。高級クラブ「ブラディ・ドール」の経営者「川中」は今回準主役として登場。ほかにこのシリーズの常連で魅力的な男たちがいる。キドニーこと弁護士の宇野。素性のよく分からない陰を持ったバーテンダーの...
港町N市。重すぎる過去を背負って男が帰ってきた。シリーズ「ブラディ・ドール」の第3巻である。高級クラブ「ブラディ・ドール」の経営者「川中」は今回準主役として登場。ほかにこのシリーズの常連で魅力的な男たちがいる。キドニーこと弁護士の宇野。素性のよく分からない陰を持ったバーテンダーの藤木。それぞれがそれぞれの立場で意地を張り、自分の筋を通すためには、平穏な生活を捨て、自分を痛めつけて、険しい戦いの姿勢を崩そうとしない。そんな男たちと彼らを取巻く魅惑的な女たちが活躍する。利権をめぐり血と暴力が錯綜する。命と命の
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一人称は秋山。 妻を殺された父娘がフロリダから帰って来る。フロリダ事件の延長で買った土地に纏わり事件が起こるのだが… この物語のキーになる2人の女性、菜摘と秋山の娘の安見。 拉致された安見を救う為、秋山を乗せた車で菜摘がひた走る。そして想いの丈をぶちまける。意地を見せるのは男だけ...
一人称は秋山。 妻を殺された父娘がフロリダから帰って来る。フロリダ事件の延長で買った土地に纏わり事件が起こるのだが… この物語のキーになる2人の女性、菜摘と秋山の娘の安見。 拉致された安見を救う為、秋山を乗せた車で菜摘がひた走る。そして想いの丈をぶちまける。意地を見せるのは男だけではないのだ。 妙に、秋山がタバコの箱に銃弾をしまうシーンが印象的だった。燃え上がる心を秘めた男の背中が思い浮かぶ。 この時の秋山の革ジャン姿は窮屈そうでな感じはしない。
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喪失した男がまた1人。 その周りに同じく喪失した男達。 常に1つ先の想いを汲み取って交わされる会話と行動。 惹き込まれる。
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『ブラディ・ドール』シリーズの第3作。 今作の主人公はアメリカ帰りの元(?)実業家で、二部構成になっている。 様式美のような銃撃戦が楽しいw
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1部良かったなー!でも2部は話を広げすぎな感じがしちゃって、読後の印象は今ひとつかも。展開も急な印象があるし・・・。もういっそのこと、派手なアクションシーンとか無くてもいいんじゃないかなぁ・・・。
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北方さんのオープニングは凄いと思う。 一言というか、一行目のその分は主人公の視点なのだけれど、そこを読むだけで一気に私の視界にザァっ、 と情景が見えてくるのだ。 そこから物語が始まるのですよ!! て、これを言っとかなきゃ、と思ってですね! さて、三巻は「パパァ――――!」と絶叫で...
北方さんのオープニングは凄いと思う。 一言というか、一行目のその分は主人公の視点なのだけれど、そこを読むだけで一気に私の視界にザァっ、 と情景が見えてくるのだ。 そこから物語が始まるのですよ!! て、これを言っとかなきゃ、と思ってですね! さて、三巻は「パパァ――――!」と絶叫です(笑) いや、本当に。ブラディ・ドールシリーズで唯一の子持ち。安見ちゃん。名前は万葉集から―― フロリダでホテルレストランを経営していた秋山パパ。が、それを買い上げようとした相手と戦うようになり、 その時に関係のない奥さんを殺されてしまう。傷も深く、戦うことにうんざりとした秋山パパ。 日本に帰ってきてまた新にやり直すことに! そこに絡んでくる社長とブラディ・ドールの男たち! 秋山パパは安見という必ず守らなければならない 存在がいるから次はかなり必死。一緒にフロリダから帰ってきた漁船の船長、土崎も全員で安見を守ります! ごっつかっこええ・・・ カウンタに立つ坂井にメロメロになり、社長を守ろうとする藤木にクラクラ。ブラディ・ドールメンバも揃って来ました! 一巻から出てくる、「レナ」というバーがあるのですが、一巻では藤木が雇われバーテンをしていた寂れたお店。 二巻では坂井が寝泊りするのに使っていた倉庫のような住居。そんで 三巻では菜摘という女が雇われママとしてバーをしてます。その「レナ」のママと、秋山パパが良い感じにー! 小学生の安見も新しいママとして気に入るほど良い人な菜摘。良く考えれば・・・ 妻帯者も秋山パパだけだわ、このシリーズ。 そんでもって、唯一の二章節に分かれてるんだ。最初は秋山パパ登場編。そのあと、社長と戦う編。 もちろん、真の敵は社長でなく非道な相手で、それが実はフロリダでホテルレストランを買い上げた男だったりして。 あー、本気でのめり込みます。 まだ三巻だというのにこの面白さ。もう後には引けません。 これの好きなシーンは、安見を助けに行くとき(攫われたのよ、安見ちゃん)車の中での会話。 菜摘「こんな話、つまらないわよね」 秋山「君を好きでなけりゃな」 て、秋山パパ最高・・・・!! あっさりと言いながら心撃ち抜くこの言葉! さすがパパでした・・・!
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こういうのがハードボイルドというのですか〜、という感じです。このジャンルは初挑戦ですが、まあこんなものかなというところです。
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Bloody Dollシリーズ第3弾。秋山登場の3冊目〜。ちょっとナマイキな女の子が出てるってだけでもツボなのに、その娘のために命懸けで助けにいく親父の姿に惚れました・・・!このシリーズって、本当にオヤジがいい味出してます。格好いいオジサマ盛りだくさん。
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