ドラゴン探索号の冒険 の商品レビュー
王子と王女の誕生日。…
王子と王女の誕生日。それなのに招待状が届かないことに腹を立てた魔女が、二人にとんでもない贈り物を。その贈り物のせいで国は大変なことに・・・。とても楽しいユーモア冒険ファンタジーです。
文庫OFF
多くの積読本が待っていることもあり、実はタニス・リーもすっかり読んだ気になっていた「未踏峰」であった。この本は彼女の処女作らしく、いわゆるタニス・リーっぽさであるダークな耽美成分はほぼ無く、ファンタジーと言うよりはメルヘン・おとぎ話であり、コメディー寄りの児童書である。気軽に読め...
多くの積読本が待っていることもあり、実はタニス・リーもすっかり読んだ気になっていた「未踏峰」であった。この本は彼女の処女作らしく、いわゆるタニス・リーっぽさであるダークな耽美成分はほぼ無く、ファンタジーと言うよりはメルヘン・おとぎ話であり、コメディー寄りの児童書である。気軽に読める掌編であり、息抜きにぴったりだった。早目に回ってくればいいのだけれど、順番によってはお話を考えるのドキドキするな(笑)。
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※このレビューにはネタバレを含みます
タニス・リーのファンタジーってこれが初めてなんじゃなかろうかとか。 読む機会は昔あったのに、ファンタジーはノベルじゃなくてゲームブックやってたからなあ。 と言う事で、読んでみたわけですが。 何と言うか、ある種期待してたファンタジーでもあり、残念ながらの部分もありと言う感じでした。 期待してたファンタジー分はもちろん補えたのですけど、あんまりそっちに流れて欲しくなかったおとぎ話分も同時にって感じだったですかね。 まあ、昔のファンタジーってこういう感じだったような気もしますけど。 しかし、今更A&Fシリーズを読みたいと思っても、社会思想社なくなった今となっては難しいのですよねえ……。
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なぜかしら、私が持ってるタニス・リーは、これを始めとして彼女らしくない?軽いノリの話ばかりです。 この作品も始まり方は、まるで童話の眠り姫のよう。双子の王子と王女の誕生日会に招いてもらえなかった魔女が、立腹して二人にこんなプレゼントを贈るところから始まります。 王子には、「...
なぜかしら、私が持ってるタニス・リーは、これを始めとして彼女らしくない?軽いノリの話ばかりです。 この作品も始まり方は、まるで童話の眠り姫のよう。双子の王子と王女の誕生日会に招いてもらえなかった魔女が、立腹して二人にこんなプレゼントを贈るところから始まります。 王子には、「1日1時間カラスになること」。 王女には「けたはずれのおひとよしになること」。 王女が慈善事業に熱中するあまり、とうとう国の屋台骨が傾きかけるにいたって、王子は二人の呪いを解いてもらう人物を探しにでかけることにする――― という、タニス・リーらしからぬ柔らかい語り口で、素直に楽しめるファンタジー作品。とても読みやすかったです。
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