ディアナ・ディア・ディアス の商品レビュー
この話を始めて読んだ時、私はまだ子供で、「頭のいい人ってすごいなぁ」と思ったものだが、姉は「いかにも脳内で考えたような展開」と冷静に見ていた。子供心に「わかってねぇな姉」と思っていたが……読み返してみれば、確かに論理的に展開されすぎだろうというのも事実。やるな姉。 しかし、...
この話を始めて読んだ時、私はまだ子供で、「頭のいい人ってすごいなぁ」と思ったものだが、姉は「いかにも脳内で考えたような展開」と冷静に見ていた。子供心に「わかってねぇな姉」と思っていたが……読み返してみれば、確かに論理的に展開されすぎだろうというのも事実。やるな姉。 しかし、運命やら歴史を描くという観点から行くととてもよくできていて面白い。そんな観点関係なく楽しめるけど。 壮大なプロローグというか。本編や続編が不要の第1話というべきか。 「扉を開けて」「ラビリンス」「ディアナ・ディア・ディアス」は、新井素子のファンタジー3部作と勝手に思ってるんだけど、きちんとオチを付けている。 子供の頃は続きが読みたいなと思っていたけど、今はないだろうと思うし、出ても怖くて読めないだろうな。詰まらないという懸念ではなくて、どんな恐ろしい展開なんだろうという意味で。
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初めて読んだ新井素子さんの本。奇妙に濃密で生々しい世界観に、鳥肌が立った覚えがあります。でもそういうのが大好きなので、最後まで飽きる事無く読めました(笑)。明るい気持ちになれるような本ではないですが、確立されたファンタジックな世界に嵌りこんでしまいたい方にはオススメです。
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もとちゃんのファンタジー。この本、辛くて痛くて哀しいんだけど 好きで好きでたまらない。かくれんぼの情景も好きです。中学生の時にはじめて読んで以来、何度も繰り返して読んでいる本です…。
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壮大な物語に見せかけた、精神の話。 新井素子先生の作品でストーリーのまとまりとしてはアレですが、強烈なキャラクターに共感します。 世界観は「扉を開けて」「ラビリンス」と一緒〜。
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