雷鳴の館 の商品レビュー
スーザンは見知らぬ病…
スーザンは見知らぬ病院で目覚めた。医者が言うには、彼女は休暇中に交通事故にあって、病院で3週間も意識を失っていたと言うが・・・。彼女には、名前・職業などの記憶がなかった。しかも、大学時代にボーイフレンドを殺した男たちが、若い姿のままで患者として入院しているのだ!これは狂気か?幻覚...
スーザンは見知らぬ病院で目覚めた。医者が言うには、彼女は休暇中に交通事故にあって、病院で3週間も意識を失っていたと言うが・・・。彼女には、名前・職業などの記憶がなかった。しかも、大学時代にボーイフレンドを殺した男たちが、若い姿のままで患者として入院しているのだ!これは狂気か?幻覚か?<サスペンスホラー>bunkooff.co.jp/imag
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ゴシックホラーと国際…
ゴシックホラーと国際謀略サスペンスを無理矢理折衷した、異形の傑作。
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記憶を失い病院で目覚…
記憶を失い病院で目覚めた女性が、過去の亡霊に遭遇する。風呂敷を大きく広げすぎた感がある。
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今回のクーンツ作品は怖かった!! 誰もが胸の奥底に抱いている若き日、もしくは幼き日の恐怖体験を完膚なきまでにこれでもかこれでもかと畳み掛けるように主人公に叩きつけるその様は、もしこれが自分にも身に覚えのある恐怖体験へと擬えさせられ、こちらも仮想体験を余儀なくされた。 結末的にはと...
今回のクーンツ作品は怖かった!! 誰もが胸の奥底に抱いている若き日、もしくは幼き日の恐怖体験を完膚なきまでにこれでもかこれでもかと畳み掛けるように主人公に叩きつけるその様は、もしこれが自分にも身に覚えのある恐怖体験へと擬えさせられ、こちらも仮想体験を余儀なくされた。 結末的にはとてつもない設定を用いた島田荘司氏もかくやと云った本格ミステリ的などんでん返しがあったが、それよりも全495ページ中440ページまで悪夢が繰り返される物語運びが強烈で今回のクーンツは本当にハッピー・エンドで終わるのかと別な意味でもハラハラさせられた。とにかく恐怖体験に持って行き方が今回はすごかった。 今までのクーンツならばじわじわと予兆を畳み掛け、いい加減その物ズバリを出してくれよっ!!といったじれったさがあったのだが、今回は普通に振舞っていた中、ああ、今日は何事もなく過ぎていくのかという安堵感を与えた瞬間、ズドンと主人公を恐怖のどん底に陥れる手際が本当に見事で、背筋がゾクッと来た。 最後の最後まで結局スーザンに安息が訪れない辺りも今までと違ったが、最後の1行はやはりクーンツらしいというべきか。
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いやーただのオカルティックなホラーと思えば そういうどんでん返しかァ。。。 最後は、「最後に愛は勝つ」だし。 そうでなくっちゃクーンツじゃない。 クーンツ初期の作品で、ちょっと設定とかで時代を感じるけど クーンツらしい作品だと。
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D.R.クーンツの雷鳴の館を読みました。交通事故の昏睡から目覚めた女性に、若いころの恐怖の体験がなぜか再現されてしまうという物語でした。この物語のトリックは最初に思いつくのですが、一般的な感覚ではコスト的に合わないのでありえないんじゃないかなあ、と思って読んでいました。最初は体が...
D.R.クーンツの雷鳴の館を読みました。交通事故の昏睡から目覚めた女性に、若いころの恐怖の体験がなぜか再現されてしまうという物語でした。この物語のトリックは最初に思いつくのですが、一般的な感覚ではコスト的に合わないのでありえないんじゃないかなあ、と思って読んでいました。最初は体が動かないのですが、それが回復して少しずつ行動範囲が増えてくると、それに伴っていろいろな恐怖の体験が待っています。クーンツの物語は息もつかせずに展開していくので、語り口に引き込まれて一気に読んでしまいました。最後にハッピーエンドになるのですが、この点だけはちょっとご都合主義的ではないか、と思ってしまいました。
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