松が好きっ！ K3ソフトウェア大研究 の商品レビュー

酒井昭伸,K3UG【編】

2018/08/10

1990年の本。
その２～３年前まで文豪３Ｖというデスクトップ型のワープロを使用していたが、販売店の人と話す機会があり、文豪への不満を述べると、「それならばパソコンにしたほうが良い」と言うので、素直に従った。購入したのは別の店（秋葉原）だったが。
パソコンの普及時代だった。主流は日本電気のPC-9801シリーズ。文豪への不満とは辞書登録機能などで、文章作成を第一に考える人は、パソコン用のワープロは「松」（管理工学研究所）で決まりだった。
そのような「松」についての本。
再読する気はないが、記憶に残る本。
しかし、1990年といえば、前年に発売された「VZエディタ」（ビレッジ・センター）の利用者が増え、普段はVZエディタを使い、印刷のときだけ松を立ち上げるという人も多かった模様。
それでも松の漢字変換機能である「松茸」は、これまで通り育てられた。1993年1月にWX2 上級者御用達ツールが発売になると、漢字変換はWX2（エーアイソフト）へ移行する人も増えたかもしれない。