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帝都物語(12) の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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著者の名を世に知らし…

著者の名を世に知らしめた一大伝奇小説の第12弾。ソ連の満州侵攻を目前にした新京を舞台にしたエピソードを描く。

文庫OFF

2022/09/18

著者が書きたかった満洲。地下大防空壕建設中に現れた鬼。本編の東京地下鉄道工事での鬼との攻防の再燃だ。魔人・加藤は、時に中国反乱軍の頭領、時に皇帝溥儀に取り入る商人に姿を変えて暗躍するが、本編に比べスケールが小さくなった感じ。また、恵子が関東軍に捕らわれた際の加藤の行動は、まさにこ...

著者が書きたかった満洲。地下大防空壕建設中に現れた鬼。本編の東京地下鉄道工事での鬼との攻防の再燃だ。魔人・加藤は、時に中国反乱軍の頭領、時に皇帝溥儀に取り入る商人に姿を変えて暗躍するが、本編に比べスケールが小さくなった感じ。また、恵子が関東軍に捕らわれた際の加藤の行動は、まさにこの物語の主人公ではないか! 結末はソ連侵攻で玉砕を覚悟する関東軍・山中少佐の電報で終わる。いささか竜頭蛇尾の感は否めない。

Posted byブクログ

2018/05/29

 新京が、人口の都市で、なので風水師のやうな、ちゃんとした街に関するデフォルトが入ってるをっさんが迷ふとか、その都市を人体にパラフレーズして、ナニとかソレとかすると言ふのは、めまいがするやうな面白さはある。  スクリーミングおねいさん、なんかホラーものに出てくる、そこ行っちゃいか...

 新京が、人口の都市で、なので風水師のやうな、ちゃんとした街に関するデフォルトが入ってるをっさんが迷ふとか、その都市を人体にパラフレーズして、ナニとかソレとかすると言ふのは、めまいがするやうな面白さはある。  スクリーミングおねいさん、なんかホラーものに出てくる、そこ行っちゃいかんだろ的な所へわざわざ行くやうな娘さんがなんかアレ。

Posted byブクログ