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三好達治詩集 の商品レビュー

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2012/03/21

 スクリャービンのポローネーズを弾いてた時に、唐突に「駱駝のこぶにまたがって…こうしてはるばる来た国で俺は何をみてきたのだろう」って、浮かんでしまったので、詩集読もうって思ったら、愛読の岩波文庫が見つからない。  が、どーーーしてもどーしても読みたかったので、購入。  が、文庫...

 スクリャービンのポローネーズを弾いてた時に、唐突に「駱駝のこぶにまたがって…こうしてはるばる来た国で俺は何をみてきたのだろう」って、浮かんでしまったので、詩集読もうって思ったら、愛読の岩波文庫が見つからない。  が、どーーーしてもどーしても読みたかったので、購入。  が、文庫といいつつ、単行本サイズなんですけど。  でもって、2段組なんだよね。  詩の2段組みはいけないと思うんですけどね。  とはいえ、やっぱ美しいです。  でもって、切ない。胸が痛い。静謐。  軍の学校に入ったものの、音楽家と詩人という道を選んだスクリャービンと三好達治。  なんか通じるものがあるのかもしれん。    って、師匠の妹と不倫してっていう三好達治と、友人の妹と不倫して逃避行しちゃったスクリャービン。    うん、やっぱベクトルが同じなのかもしれない。  

Posted byブクログ