とんことり の商品レビュー

筒井頼子【作】,林明子【絵】

2011/02/06

子どもの新しい環境への適応力はすごいなと思っていたけれど、彼等も彼等なりにたいへんなのねと感じられる。
最後の笑顔のページがとても印象的。

2011/02/02

山の見える街に越してきたかなえちゃん。
引っ越しの荷物を片付けていると、｢とん、ことり｣と玄関で音が。
まだ誰にも住所を教えていないのに、何故お届けものが？？

林明子さんの絵本は名作揃いですが、中でも一番のお気に入りがこの｢とん　ことり｣です。
知らない街に来て心細いような表情をしていたかなえちゃん。
満面の笑顔で描かれた最後のページがとっても感動的です。
何故か自然に涙がにじんできてしまう絵本。

不思議なお届けものの送り主は、お話の最初のページからこっそり描かれています。

林さんは子供の姿をなんて正確に描かれる方なんだろうと、いつも感心してしまいます。
写真を撮ってから描いているのかな？と思ってしまうほど。

胸が熱くなるストーリーと、とても優しいイラスト。
一度読むと忘れられなくなる印象的な絵本です。

2010/10/11

引っ越ししてきて心細い女の子と、そんな女の子に声を換えるのだけれど、直接声を掛けることの出来ない微妙な女の子達の様子を描いてある本。最後に彼女たちが遊ぶときの表情がとても良いです。

2010/09/29

「とん　ことり」
最初に表題を見た時はなんのこと？と思ったのに（鳥が出てくる話かと思った）、今では、郵便が入る音は「とん　ことり」に聞こえてしまうから不思議です。
小さい音から始まった、友情。
友達になりたいけれど、ちょっと勇気が出ない・・・そんな子供の繊細な内面を、素敵な絵と文で描いた１冊です。

2010/09/11

私は小さい頃、転校生でした。

新しい街ってどんなところだろう。
友達ができるかなぁ。
学校までの道は怖くないかなぁ。

そんなことを考えながら、初めての場所への期待と不安で
胸をいっぱいにしていたものでした。

この絵本に出てくる「ことり」は、「小鳥」じゃありません。
もちろん、「とん」も「豚」じゃありません。
それはそれは素敵な「音」なんです。
どうぞあなた自身が絵本を読んで「なるほど！」と思ってくださいね。

とにかく、小さい頃にそんな不安で押しつぶされそうな気持ちになっている時
こんな出来事が自分の身に起こったら…
きっと一生忘れられない大事な思い出になっただろうなと思います。

何度読んでも心がじーんとあったかくなります。
それは私が転校生だったからなのでしょうか。
いえ、転校生でなくとも、この柔らかく優しいおはなしに
心が吸い込まれてしまいそうになるに違いないと思うのです。

大人になった私は、この絵本のかなえちゃんではなく
「とん　ことり」をしていた女の子になりたいな。

2010/08/27

ほんわかと心温まるお話。知らない土地でお友達ができるっていいよね。息子はこの本を「こんとあき」だと思って借りてきた見たい。ちゃんと題名読もうね。

2010/07/31

これも何度も何度も呼んだ絵本。
今でも大切に残してあります＾＾

筒井頼子さんのお話は、子どもの気持ちが上手に表現されていて、読んでいて暖かい気持ちになります・・・♪

2010/07/29

保育所に入っていた頃よく見ていたと思います。まず、絵がかわいいんです。この絵本を見終わった後は、心が柔らかな膜でつつまれたような感じがしました。

2010/04/23

しらないとおいまちにひっこしてきたおんなの子におはなとおてがみがとどいて…。ひっこしてきたばっかりでふあんなお子さんへ。ひっこしてきた子とともだちになりたいお子さんへ。

2010/02/14

筒井頼子さんと林明子さんコンビは、私にとっては黄金コンビ。子供の視点で語られる筒井さんの文章。生き生きとした子供の表情を描く林さんの絵。大好きです。引越しを繰り返している我が家の娘たちのために買いました。