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コンピュータと認知を理解する の商品レビュー

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2024/08/04

 この本の初版が出た頃(1990年前後)は、人工知能批判の問題作としてかなり騒がれた。しかし、私にとっては、情報システム開発のための新しいパラダイムを示すバイブルであり、今でも座右の書となっている。  本書は、オートポイエーシスという生物的システム論を初めて情報処理の世界に適用し...

 この本の初版が出た頃(1990年前後)は、人工知能批判の問題作としてかなり騒がれた。しかし、私にとっては、情報システム開発のための新しいパラダイムを示すバイブルであり、今でも座右の書となっている。  本書は、オートポイエーシスという生物的システム論を初めて情報処理の世界に適用した。そして、これをベースとして、環境の変化に対応して構造を変化させる”柔軟なシステム”の必要性を説いている。本書を参考文献としている学術書も数多い(西垣通、野中郁次郎など)。

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2010/11/09

こういう本をじっくり読むのは初めてだったので時間がかかった。 わからない単語を一個ずつ調べて解釈していくと、とてもおもしろい 内容であった。 コンピュータとの関わり方について教えてくれる一冊であった。 前半部では哲学的、生物学的に存在や言語論について述べており 後半部で、それ...

こういう本をじっくり読むのは初めてだったので時間がかかった。 わからない単語を一個ずつ調べて解釈していくと、とてもおもしろい 内容であった。 コンピュータとの関わり方について教えてくれる一冊であった。 前半部では哲学的、生物学的に存在や言語論について述べており 後半部で、それらの特徴をコンピュータと人に置き換え、デザイン 論へと昇華させている。 難しいところもあり、理解が不十分なところもいくつかあるとおもうが、 今後、コンピュータの見方が変わる一冊であった。

Posted byブクログ