ニューヨーク・シティ・マラソン の商品レビュー
マラソンの本かと思いきや違った。1話目で少し話しとしてあるが。 でも後半の話しは情緒があってしみじみきて良かった。
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村上龍は、以前デビュー作で途中で断念してしまったのでまず短編集でリハビリ。。。 どれも大きな話の筋があるわけではないけど、どこか人の温かみが感じられるところが素敵。メルボルンの北京ダックが一番好き。村上龍の文章の苦手な部分である性描写がなかったし。
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2013/10/5 終わりとかよくわかんないのが多いけど、雰囲気がすき。ローマの詐欺師は分かりやすくてよかった。長期の旅行に行きたくなる。
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パラパラと読める短編集。 一番印象に残ったのは、蝶乱舞的夜総会の話。 産卵体と主人公の男との対話部分。 読んでて、ひたすら、鳥肌が立ちました。。。 私には、こんな状況、想像できない。 そして、その残した液体を体内に注入するなんて、、、。 吐き気を模様しながらも、読み進めて、物語の...
パラパラと読める短編集。 一番印象に残ったのは、蝶乱舞的夜総会の話。 産卵体と主人公の男との対話部分。 読んでて、ひたすら、鳥肌が立ちました。。。 私には、こんな状況、想像できない。 そして、その残した液体を体内に注入するなんて、、、。 吐き気を模様しながらも、読み進めて、物語の最後を受け入れました。 個人的には、本書の解説で”山田詠美”の名前を見つけた瞬間。 飛行機の中でしたが、「Wow」って叫んでしまいました。 最強のコラボレーションですよね。
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「ローマの詐欺師」は、自分もローマで出会ったやつだった。 普遍的で非常に優れた手口だと思う。 満足度7
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内定式に遅刻しそうになったその朝に、新幹線の中で読んだ。表題作に、一気に引き込まれた。 「限りなく透明に近いブルー」が好きなあなたなら、きっと大好きになれるはずだ。村上龍が大好きなあなたなら、いくつかの短篇からその後の作品の萌芽が読み取れるはずだ。 僕が持っているこの版だけか...
内定式に遅刻しそうになったその朝に、新幹線の中で読んだ。表題作に、一気に引き込まれた。 「限りなく透明に近いブルー」が好きなあなたなら、きっと大好きになれるはずだ。村上龍が大好きなあなたなら、いくつかの短篇からその後の作品の萌芽が読み取れるはずだ。 僕が持っているこの版だけかも知れないが、表紙の裏の村上龍は、すごくやさしい、いい顔をしている。
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文体が、安定していない。 「である」調でもないのに「だ」を徹底しているわけでもない。 海外の主人公が主である必然性は? 表題作は良い、が後半にすすむに連れて密度が低くなっていく。 山田詠美の解説は、作家を見る上では、とても参考になる。
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2007年11月4日読了。村上龍の短編集だけどこの人は短編を書くと本当にうまいなあ!薄い文庫ですぐ読めるのだけれど、9編の短編にそれぞれ異なる国で生きる人々の、人生と絶望と希望が匂い立つようだ。村上龍の文章を読んでいると、彼自身その言葉をよく作中で使うからか「残酷」な印象を受ける...
2007年11月4日読了。村上龍の短編集だけどこの人は短編を書くと本当にうまいなあ!薄い文庫ですぐ読めるのだけれど、9編の短編にそれぞれ異なる国で生きる人々の、人生と絶望と希望が匂い立つようだ。村上龍の文章を読んでいると、彼自身その言葉をよく作中で使うからか「残酷」な印象を受ける。曖昧さを排した、現実を厳密に伝えようとする彼の言葉の使い方がそう感じさせるのだろうか。どうとでもとれる曖昧な言葉は耳に心地よいようで酷薄で、事実を事実として伝えようとする厳密な言葉は冷淡なようでいてやさしい。そんな気がする。テニスボーイの龍氏らしくテニス選手の出てくる話があるが、エドベリを登場させた「メルボルンの北京ダック」の話が、いっとう好み。
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