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望郷のとき の商品レビュー

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2018/12/18

伊達政宗の命によりメキシコへ渡った人たちの物語と筆者のその追跡体験記。 伊達政宗はキリシタンを保護し、徳川家康はその後キリシタンを禁止。鎖国に向かっていく時代の中で日本に戻ることができなくなる。 侍として生きてきた人間の中にも、そのまま侍を貫こうとする人、現地人と結婚する人などさ...

伊達政宗の命によりメキシコへ渡った人たちの物語と筆者のその追跡体験記。 伊達政宗はキリシタンを保護し、徳川家康はその後キリシタンを禁止。鎖国に向かっていく時代の中で日本に戻ることができなくなる。 侍として生きてきた人間の中にも、そのまま侍を貫こうとする人、現地人と結婚する人などさまざまな選択がある。 そして、その結果侍を祖先に持つメキシコ人が生まれている。

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2018/10/04

慶長18年、伊達政宗の使節支倉常長を団長とする仙台藩士百余名がメキシコを目指し、仙台を出帆。 しかしそこで、待ち受けていたの失望の日々であった。 日本ではキリシタン禁制令が出され、帰国の途は絶たれる。 使節団の中には、町人商人などもいたが、歴史の中に葬り去られる。日系二世三世と...

慶長18年、伊達政宗の使節支倉常長を団長とする仙台藩士百余名がメキシコを目指し、仙台を出帆。 しかしそこで、待ち受けていたの失望の日々であった。 日本ではキリシタン禁制令が出され、帰国の途は絶たれる。 使節団の中には、町人商人などもいたが、歴史の中に葬り去られる。日系二世三世と、移民国家の中では曽祖父より前の代については、もはや他人事。 数百年前に日本を発ち、メキシコに残った日本人たちは何処へ行ったのか。その末裔は... 良い意味で穏やかな一冊でした。

Posted byブクログ

2018/03/30

中途半端感。支倉使節の一員のサムライがメキシコに残って日本の文化の片鱗を今に残している、って話にはロマンがあるけど、前半の小説と後半のノンフィクションが噛み合ってない。特に後半は結局何もわかりませんでした、であって、読者に色んな想像を惹起させる意味はあるかもしれないけども、物足り...

中途半端感。支倉使節の一員のサムライがメキシコに残って日本の文化の片鱗を今に残している、って話にはロマンがあるけど、前半の小説と後半のノンフィクションが噛み合ってない。特に後半は結局何もわかりませんでした、であって、読者に色んな想像を惹起させる意味はあるかもしれないけども、物足りない。更に言えば同じ支倉使節のサムライがスペインのある地方に残留し今でもハポン性の一族がいる、と言った史実があり、それと比べてもやはり物足りない。

Posted byブクログ