おとうさんのいなか の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
お父さんが交通事故で死んだという始まりは襟を正すように気持ちがピリッと引き締まる。 お母さんと訪れたお父さんの田舎で出会った少年“たけちゃん”と過ごす夏は、虫取りや秘密基地、川で魚釣り…長い縁側の端にあるトイレや蚊帳も出てきて、自然が豊かな田舎の懐かしさを感じる夏。 夢とも現実ともつかない世界で動物たちに追いかけられたりの緊張感もあったが、お父さんの形見のハーモニカの確かな存在が頼もしかった。 読み終えて、「たけちゃんて何だったんだろ?」と正体を気にしていた7歳の息子。 いろいろ残る余韻も深い味わい。
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子どもが幼い頃、何度も読み聞かせをしました。子どもより私の方が大好きな本でした。たけちゃんとの出逢いが切なくていつも涙でした。
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主人公の父がある雨の日突然他界する。 夏、父の形見のハーモニカを持って父のふるさとに遊びに行く。 そこでであったのはオニヤンマ、おばあちゃん、 そして不思議な少年たけちゃん。 悲しくて、不思議で、温かい、とても愛のある話しです。 幼年期、一番読み返した絵本。
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