ライトニング の商品レビュー
ローラが子供の頃から…
ローラが子供の頃から、危機に見舞われると必ず助けてくれる存在がいた、その正体は?
文庫OFF
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クーンツにしては、という云い方は失礼かもしれないが、複雑なプロットの物語でかなり読むのも苦労をした。 タイムトラベル物の一つなのだが、とにかく複雑な構成。パラドックスに関してかなりの時間を費やして考察を行った節があるのだが、最後の敵クライトマンがクリーゲルのチャーチルとヒトラーに対して行った工作が成功した後にも存在していたのは何故?などという疑問もある。 先に読んだ『奇妙な道』にアイデアは似ていると思う。特に防戦に失敗して主人公が死亡した後に、別の手段でやり直しが効くところは正にそっくりだ―まあ『奇妙な道』の方は何度も何度も繰り返され、アンフェアな印象があったのだが―。 しかし、いつものクーンツ作品と違い、事件解決後の後日談があるのも珍しい。ここまでするのならもう一つサプライズがあっても良かったかなとも思ったが。 しかしローラの半生を丹念に描くところなんかはシドニー・シェルダンの小説を読んでいるかの如くで、特に『ゲームの達人』が発表された年とこの作品が発表された年とを比較してみるのもまた一興だろう。
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内容(「BOOK」データベースより) いまは流行作家としてときめくローラ・シェーン、かつては孤児院で辛酸をなめた薄倖の美少女だった。これまでの生涯、何度か人生の危機や事故に見舞われそうになったが、そのつど、どこからともなく立ち現われて危難から救ってくれた“騎士”がいた。そのたびに...
内容(「BOOK」データベースより) いまは流行作家としてときめくローラ・シェーン、かつては孤児院で辛酸をなめた薄倖の美少女だった。これまでの生涯、何度か人生の危機や事故に見舞われそうになったが、そのつど、どこからともなく立ち現われて危難から救ってくれた“騎士”がいた。そのたびに、空には閃光が…。ジャンルを超えた傑作スーパー・スリラー。
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タイムトラベラーもの。少女の守護天使が未来ではなく過去から来る(ネタばれゴメン)のが珍しかった。守護天使の正体がわからない前半のほうがサスペンス色が強くて面白かったな。後半、あの有名人二人の描き方がさもありそうでニヤリとさせられた。女性二人の友情の強さと、常にユーモアと優しさを忘...
タイムトラベラーもの。少女の守護天使が未来ではなく過去から来る(ネタばれゴメン)のが珍しかった。守護天使の正体がわからない前半のほうがサスペンス色が強くて面白かったな。後半、あの有名人二人の描き方がさもありそうでニヤリとさせられた。女性二人の友情の強さと、常にユーモアと優しさを忘れないタフな生き方が悲惨な状況の中でも爽やかさを感じさせる。2013.6
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ディーン・クーンツは面白いと3ヶ月ほど前に勧められ、最初の作品から読もうと思ったが、調べてもよくわからなかったので文春文庫の古い順から読むことに。 時間旅行物で旅行者が現れる時に稲妻のような光が現れ、それを「ライトニング」と呼んでいる。 この種のジャンルによく使われるタイムパ...
ディーン・クーンツは面白いと3ヶ月ほど前に勧められ、最初の作品から読もうと思ったが、調べてもよくわからなかったので文春文庫の古い順から読むことに。 時間旅行物で旅行者が現れる時に稲妻のような光が現れ、それを「ライトニング」と呼んでいる。 この種のジャンルによく使われるタイムパラドックスの理論付けが、感心はしないけど一応納得できていいと思う。 時間の流れを変えてはいけないのにヒロインを何回も助け、それにそむき自分の命も狙われかねない理由が、一目惚れとは……。そこまで美しいといわれる人に会ってみたい。 その後、本著者作品を調べたら大体の出版年がわかったので、最初から読み進めたいと思う。
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未来からと過去からの視点で書かれたタイムトラベル系サスペンス+ロマンス+友情。読み出すと止まりません
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色褪せないSFの傑作と評価が高い作品だ。 運命に翻弄される少女を救いにどこからか現れる金髪の男。少女は彼を守護天使として心の支えに生きてきた。それは孤児院で出会った生涯の親友にも打ち明けることのないささやかな秘密だった。母を亡くし、優しい父も彼女を残して逝ってしまった。人生の危機に直面する度に現れるこの男は何者なのか。 やがて日々は過ぎ、美しく、文学界の若き才媛として花開いた彼女は良き伴侶と息子を得て人生の幸福を実感する毎日を送っていた。やがて来る運命の過酷さも知らずに。 主人公のローラがとにかく逞しい。 また謎めいた守護天使の男の正体が明らかになるにつれて人間らしい憂いと苦悩が肉付けされていく過程もよかった。主人公ローラの半生にあたる期間が描かれる長編だが、テンポがよく一気に読み進めることができた。 途中、タイムパラドックスの説明にページを割かれるが、SFのリアリティがなくとも人間ドラマとして十分楽しめた。
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時間旅行モノですが、ちょっと科学的に遅れてるところもあります(パラレルワールド説を採ってないから)。 ただ、つじつまをあわせてるこの技術はすごい。
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のっけから息もつかせぬような展開物語が進む。 人の運命って・・・本当に、繰り返し辻褄を合わせるため試練が訪れるのだと何度も思わせる物語。 クーンツを読むなら、これは絶対オススメ! 心臓の動悸が止まらなくなる(笑)
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長かった。自分の読書ペースがいかに遅いか実感させられる。まぁ分厚いからある程度は覚悟してたけど。 しかし、内容がその分厚さに負けない。どんどん読み進められるというか、読むのに抵抗を感じることがない展開。 流れがハッピーエンドだってよめたけど(というか、これでバッドエンドだったら凹む)ハラハラさせられて。 最後訳者の解説で大衆に広く読まれる(悪い意味でなく)通俗性も備えたと書かれるだけある。ハリウッド映画にでもなってそうな内容だもの。 最初、第一部は成長ものか何かかと思うくらいローラの幼少時代に描写が割かれてるけど、第二部はアクションものっぽい。なるほど、あらすじに「スーパー・スリラー」てかかれるだけある。 時間移動ネタってわかったはいたけど、まさか過去、しかもナチスドイツからきてるとはね。 作者はコレ考えた時、楽しかっただろうな。 パラドックス!って叫んでたのはクリスじゃなくて作者だろうなと思うくらい。 タイムトラベルものってこういう時、最高に快感だもの。
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